産婦人科で相談できる!産後の腰痛・肩こりの原因とケア方法
出産後、多くのママが経験する「腰痛」や「肩こり」。育児や家事で体を酷使する中で起こることが多く、放置すると慢性的な痛みや姿勢の崩れにつながることもあります。産婦人科での初診時に相談しつつ、家庭でできるケア方法を知っておくことが大切です。
1. 産後の腰痛・肩こりが起こる主な原因
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ホルモンの影響
妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンが、骨盤や関節を緩めるため、産後も関節が不安定になりやすいです。 -
骨盤のゆがみ
出産で開いた骨盤は元に戻るまでに時間がかかります。骨盤のゆがみが腰や背中に負担をかけ、腰痛や肩こりを引き起こします。 -
授乳姿勢や抱っこによる負担
長時間の授乳や赤ちゃんの抱っこで前かがみになる姿勢が続くと、肩や背中の筋肉に負担がかかります。 -
筋力低下
妊娠・出産による腹筋や背筋の低下が、姿勢維持や腰のサポート機能を弱めます。
2. 産婦人科での初診時に相談できること
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骨盤のゆがみや筋力の状態をチェック
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専門家によるリハビリやストレッチの指導
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必要に応じた鎮痛薬や湿布の処方
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産後うつや疲労との関連についてのアドバイス
3. 自宅でできるケア方法
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骨盤ベルトの活用
産後すぐから骨盤ベルトを使うことで、骨盤を安定させ、腰への負担を軽減できます。 -
授乳・抱っこの姿勢改善
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背筋を伸ばし、肩の力を抜く
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クッションを使って赤ちゃんを自分の胸の高さに調整
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軽いストレッチや体操
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腰痛には骨盤底筋や腹筋の軽い運動
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肩こりには肩甲骨を動かすストレッチや肩回し
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入浴・温めケア
お風呂でゆっくり体を温めると、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。 -
休息と生活リズムの調整
可能な限り授乳や家事の合間に短時間でも休息を取り、無理のない生活リズムを意識することが重要です。
産後の腰痛や肩こりは多くのママが経験する自然な症状ですが、放置すると慢性化することもあります。産婦人科での初診で状態を確認し、日常生活での姿勢やストレッチなどのケアを取り入れることで、回復を早め、育児中も快適に過ごせる体作りが可能です。