妊娠初診で「予定日」はどう計算する?正しい算出方法と注意点
妊娠が判明したら、妊婦健診でまず伝えられるのが出産予定日です。しかし、妊娠初診で「予定日はどのように計算されるのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、妊娠初診での予定日の計算方法や確認ポイント、注意点をわかりやすく解説します。
1. 妊娠初診で予定日が必要な理由
出産予定日は、以下のような目的で重要です。
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妊婦健診のタイミングを決める
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産休・育休の申請時に必要
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出産準備や入院計画の目安
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母子手帳や医療保険手続きで使用
医師は初診時に妊娠週数の推定を行い、予定日を算出します。
2. 妊娠予定日の計算方法
(1) 最終月経日(LMP)から計算する方法
最も一般的なのが、最終月経開始日(LMP: Last Menstrual Period)から280日(40週)を加える方法です。
計算式の例:
最終月経開始日 + 280日 = 出産予定日
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妊娠初期の妊婦健診で医師が確認
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月経周期が28日程度の場合に正確性が高い
(2) 超音波検査(エコー)で計算する方法
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初診で**胎嚢の大きさや胎児の頭殿長(CRL)**を計測
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妊娠週数をより正確に推定
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月経周期が不規則な場合やLMPが不明な場合に有効
ポイント:
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超音波による推定は誤差が±5〜7日程度
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妊娠初期(〜12週頃)が最も精度が高い
3. 計算時の注意点
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月経周期が不規則な場合はLMPだけでは不正確
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必ず超音波検査で確認
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複数の計算結果がある場合は医師に相談
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LMPベースとエコーの結果が異なる場合がある
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医師が最終的に予定日を決定
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予定日はあくまで目安
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正期産は37週〜42週の間での出産
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実際の出産日は予定日と前後する可能性がある
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4. 予定日を知るメリット
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妊婦健診のスケジュール管理ができる
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出産準備(入院バッグ・ベビー用品)を計画的に揃えられる
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仕事や家庭の調整に役立つ
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産休・育休の申請期限の目安になる
5. まとめ
妊娠初診での予定日算出は、最終月経日からの計算と超音波検査の2つの方法が基本です。
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LMPベース:簡便だが周期不規則だと誤差が出やすい
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超音波ベース:より正確、特に月経不規則な方や妊娠初期に有効
予定日はあくまで目安であり、医師と相談してスケジュール管理や出産準備に役立てましょう。