産婦人科初診での領収書のもらい方と医療費控除での使い方


産婦人科を初めて受診するとき、診察料や検査費用などを支払います。その際に発行される領収書は、後で医療費控除に使える大切な書類です。しかし「受付でなんて言えばいいの?」「医療費控除でどう使うの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。ここでは、領収書のもらい方と医療費控除での活用方法をわかりやすく解説します。


領収書のもらい方

基本的に、産婦人科で診察や検査を受けたあとは会計時に自動的に領収書が発行されます。特に何も言わなくても受け取れるのが一般的ですが、万一もらえなかったときには、次のように受付で伝えれば大丈夫です。

受付での言い方例

  • 「領収書をいただけますか?」

  • 「医療費控除に使いたいので、領収書をお願いします」

病院側も慣れているので、丁寧に伝えればすぐに発行してもらえます。


医療費控除での使い方

医療費控除とは?

1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合、確定申告で医療費控除を受けられます。これにより、所得税や住民税が軽減されることがあります。

控除の対象になるもの

  • 初診料・再診料

  • 超音波検査などの検査費用

  • 薬代(医師から処方されたもの)

  • 入院・分娩費用(正常分娩でも合併症がある場合など一部対象)

※美容目的の自由診療や、妊娠検診の補助券部分は対象外となります。

領収書の扱い方

  • 必ず保管:確定申告で金額の根拠になります。

  • 整理方法:病院ごとに日付順にまとめておくと便利。

  • 提出方法:現在は領収書そのものを提出するのではなく、金額をまとめた「医療費控除の明細書」を提出。領収書は自宅で5年間保管します。


領収書をなくしたときの対応

  • 病院によっては再発行は不可ですが、「診療証明書」や「支払証明書」として発行してもらえる場合があります。

  • 不安なときは「○月分の領収書をなくしたので、証明書を発行していただけますか?」と相談してみましょう。


まとめ

産婦人科の初診では、会計時に領収書が発行されるので忘れずに受け取りましょう。領収書は医療費控除の大切な証拠書類になるため、必ず保管しておくことがポイントです。後で税金の負担を軽くするためにも、受診のたびに整理しておくと安心です。