妊娠初診で医師に聞いてはいけない質問とは? — 迷わず安心して相談するためのガイド


妊娠がわかり、初めて産婦人科を受診するときは、質問したいことが山ほどありますよね。しかし、医師との限られた時間での診察では、「聞くべきでない質問」や「答えにくい質問」もあります。ここでは、妊娠初診で避けたほうがよい質問と、安心して相談できる質問のコツを解説します。


1. 妊娠初診で避けるべき質問の例

① 「この薬を飲んでも赤ちゃんに絶対大丈夫ですか?」

  • 医師は安全性を評価できますが、「絶対大丈夫」と断言はできません。

  • 代わりに聞くべき:

    • 「この薬は妊娠中に服用して問題がありますか?」

    • 「必要な場合はどの薬が安全ですか?」

② 「このまま妊娠しても絶対に問題ないですか?」

  • 妊娠には常にリスクがあり、100%の保証はありません。

  • 代わりに聞くべき:

    • 「年齢的に注意すべきリスクは何ですか?」

    • 「リスクを減らすためにできることはありますか?」

③ 「出産は何曜日にできますか?」「予定日に絶対産めますか?」

  • 出産は自然なプロセスであり、正確な日にちは予測できません。

  • 代わりに聞くべき:

    • 「出産予定日と大まかなスケジュールは?」

    • 「緊急時の対応はどうなりますか?」

④ ネットやSNSで見た情報の真偽だけを確認する質問

  • 「ネットで見た〇〇って本当ですか?」だけでは不十分。

  • 代わりに聞くべき:

    • 「妊娠初期に注意すべき症状や生活習慣は何ですか?」

    • 「信頼できる情報源を教えてください」


2. 安心して聞ける質問のポイント

  • 具体的で自分に関係することを聞く

    • 例:「高齢妊娠なので染色体検査の選択肢を教えてほしい」

  • 検査や生活習慣に関する確認

    • 例:「葉酸はいつからどのくらい摂ればいいですか?」

  • 症状や体調の変化を伝える

    • 例:「つわりが強くて水分が十分に取れません。どうすればよいですか?」


3. 医師に聞くときのコツ

  1. 箇条書きにしてメモを持参

    • 限られた診察時間で聞き忘れを防ぐ

  2. 不安なことは率直に伝える

    • 「心配なので詳しく教えてほしい」と前置きすると相談しやすい

  3. 答えが難しい質問は別の角度で聞く

    • 「絶対大丈夫ですか?」→「妊娠中に注意すべき点は何ですか?」


4. まとめ

妊娠初診で避けるべき質問は「絶対や保証を求める質問」「日時や結果を確定させる質問」「ネット情報の真偽だけを確認する質問」です。
代わりに、自分の状況に関する具体的なリスクや生活習慣、検査について質問すると、医師も的確に答えてくれます。

初診は不安な気持ちを整理し、安心して妊娠生活を始めるための大切なステップです。事前に聞きたいことをまとめ、率直に相談できる準備をしておきましょう。