妊活に必要な栄養素一覧:赤ちゃんを迎える体づくりの基本
妊活を始めると、まず気になるのが「どんな栄養を摂ればいいの?」ということ。妊娠しやすい体を作るためには、女性だけでなく男性も、バランスの良い食事で必要な栄養素を補うことが大切です。ここでは、妊活に欠かせない栄養素とその役割、具体的な食材をまとめて解説します。
1. 葉酸(ビタミンB9):胎児の神経管の発達をサポート
役割
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赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防
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卵子や精子の細胞分裂をサポート
食材
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緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー)
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豆類(レンズ豆、大豆)
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柑橘類(オレンジ、グレープフルーツ)
ポイント
妊娠前から摂取することが推奨され、サプリで補う場合は1日400μgが目安です。
2. 鉄分:貧血予防と体力維持に重要
役割
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血液を作り、酸素を運ぶ
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妊娠中の貧血予防
食材
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赤身の肉(牛肉、豚肉)
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魚(サバ、イワシ)
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緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜)
ポイント
ビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップします。
3. 亜鉛:ホルモンバランスを整える
役割
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女性:排卵のサポート
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男性:精子の形成をサポート
食材
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牡蠣、煮干し、レバー
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ナッツ類(カシューナッツ、アーモンド)
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豆類(大豆、ひよこ豆)
ポイント
亜鉛不足は排卵障害や精子の質低下につながるため、妊活中は意識して摂ることが大切です。
4. ビタミンD:妊娠力と免疫力をサポート
役割
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女性:卵巣機能の維持
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男性:精子の運動率向上
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免疫力アップで感染症リスクを軽減
食材
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鮭、サバ、イワシなどの脂の多い魚
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卵黄、きのこ類(しいたけ、まいたけ)
ポイント
日光浴でも体内で生成されますが、日照時間が少ない時期は食事やサプリで補うと安心です。
5. ビタミンE:抗酸化作用で妊娠力をサポート
役割
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細胞の酸化を防ぎ、卵子や精子の質を保つ
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血流改善による子宮環境のサポート
食材
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アーモンド、ヘーゼルナッツ
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かぼちゃ、ほうれん草
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サーモン、アボカド
ポイント
抗酸化作用があるため、体内の活性酸素を減らし、妊娠力向上に寄与します。
6. カルシウム:骨と歯の健康だけでなくホルモンバランスにも
役割
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骨や歯を丈夫にする
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ホルモンバランスの維持
食材
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牛乳、ヨーグルト、チーズ
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小魚(ししゃも、煮干し)
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小松菜、チンゲン菜
ポイント
マグネシウムやビタミンDと一緒に摂ると吸収が良くなります。
7. オメガ3脂肪酸(DHA・EPA):卵子・精子の質向上
役割
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精子や卵子の質を向上
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子宮や精巣の血流改善
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妊娠後の胎児の脳や神経発達をサポート
食材
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青魚(サバ、イワシ、アジ)
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くるみ、アマニ油、チアシード
ポイント
週に2〜3回、魚を食べる習慣をつけると効率よく摂取できます。
8. 食物繊維:腸内環境を整えてホルモンバランスサポート
役割
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便秘解消で老廃物排出
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腸内環境を整え、ホルモンバランスの維持
食材
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野菜、果物
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海藻(わかめ、昆布)
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穀物(玄米、オートミール)
ポイント
腸内環境の改善は、排卵や受精のサポートにつながります。
まとめ:妊活に必要な栄養素をバランスよく
妊活を成功させるには、特定の栄養素だけでなく、バランスの良い食事と生活習慣が大切です。ポイントを整理すると以下の通りです。
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葉酸:神経管閉鎖障害予防・細胞分裂サポート
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鉄分:血液作り・体力維持
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亜鉛:ホルモンバランス・精子形成
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ビタミンD:妊娠力・免疫力向上
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ビタミンE:抗酸化作用で卵子・精子を守る
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カルシウム:骨・ホルモンバランス維持
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オメガ3脂肪酸:卵子・精子の質向上
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食物繊維:腸内環境改善・ホルモンバランスサポート
毎日の食事でこれらを意識し、必要に応じてサプリで補うことで、妊娠しやすい体づくりができます。パートナーと一緒に食生活を整え、安心して妊活を進めましょう。