更年期世代の避妊相談|産婦人科での伝え方ガイド


更年期世代になると、月経の不規則や閉経への不安と同時に、妊娠の可能性や避妊の必要性も気になってきます。「もう妊娠はしないと思っていたけど、まだ安心できない…」と悩む方も多いでしょう。

産婦人科で避妊相談をする際、伝え方や聞き方を工夫することで、医師に正確に状況を伝え、最適な避妊方法を提案してもらいやすくなります


1. 初診で伝える基本情報

更年期世代の場合、医師に伝えるべき情報は次の通りです。

  • 年齢

  • 最終月経の時期

  • 月経周期の変化や不規則性

  • 現在の持病や服薬中の薬

  • 過去の避妊歴や妊娠歴

伝え方の例

  • 「最近、生理が不規則になってきました。避妊も気になっています」

  • 「50歳で閉経前ですが、妊娠の可能性はまだあるでしょうか?避妊をしたいです」


2. 具体的に避妊希望を伝える

更年期世代は、ホルモン変化の影響で避妊法選びが重要です。

伝え方の例

  • 「ホルモン療法を受けているので、避妊方法の選択で注意したいです」

  • 「副作用の少ない避妊法を希望しています」

  • 「閉経前で妊娠リスクもあるので、確実な避妊方法を教えてください」


3. 避妊方法の相談ポイント

  • 低用量ピル:更年期でも使用可能だが、血栓リスクに注意

  • IUD(子宮内避妊具):ホルモン不要で長期避妊が可能

  • コンドーム:即効性があり、副作用も少ない

  • 閉経までの期間を考慮:閉経が近い場合は、避妊期間の短縮も検討可能

医師に「ライフスタイルや健康状態に合った避妊法」を具体的に相談することが大切です。


4. 相談時のポイント

  • 遠慮せずに自分の状況や希望を伝える

  • 「閉経間近」「ホルモン療法中」「副作用が心配」といったキーワードを使うと医師が提案しやすい

  • 避妊だけでなく、更年期症状や月経周期の変化も合わせて相談すると、より適切なアドバイスが得られる


5. まとめ

更年期世代の避妊相談は、自分の月経状況や健康状態を正確に伝えることがカギです。

  • 月経周期や閉経の状況を伝える

  • 希望する避妊法や副作用の懸念を具体的に伝える

  • 医師と一緒にライフスタイルに合った避妊法を選ぶ

これらを意識することで、安心して避妊相談ができ、健康的な更年期ライフをサポートしてもらえます。