危険な偽SNSアカウント詐欺!なりすましと誘導の手口を徹底解説
Twitter、Instagram、Facebook…今やSNSは私たちの生活に欠かせないものとなっています。しかし、その手軽さの裏には、あなたの大切な情報や財産を狙う「偽SNSアカウント詐欺」という危険が潜んでいます。
今回は、有名人や知人を装う「なりすまし」の手口と、そこからあなたを危険なサイトへ「誘導」する巧妙な詐欺の仕組み、そしてその被害に遭わないための対策を解説します。
1. 偽SNSアカウント詐欺の手口とは?
偽SNSアカウント詐欺は、大きく「なりすまし」と「誘導」の2つのステップで構成されています。
【ステップ1:なりすまし】
詐欺師は、あなたに信頼させるために、以下のような手口で偽アカウントを作成します。
有名人のなりすまし:
芸能人、スポーツ選手、インフルエンサーなどの写真やプロフィールを無断で使用し、本物そっくりな偽アカウントを作成します。
「ファンへの限定プレゼント企画」「投資で成功した方法を特別に教えます」といった投稿で、多くのフォロワーを集めようとします。
知人のなりすまし:
あなたの友人や知人のプロフィール画像や投稿をコピーし、そっくりな偽アカウントを作成します。
あなたに友達申請を送り、本物だと思い込ませようとします。
【ステップ2:誘導】
信頼を得た詐欺師は、あなたを危険なサイトへ誘導しようとします。
ダイレクトメッセージ(DM)での誘導:
「今だけ!特別な情報をお教えします」
「お金に困っていませんか?私が教えてもらった副業で一緒に稼ぎませんか?」
「あなたのクレジットカード情報が流出しています。確認のためにURLをクリックしてください」
このように、甘い言葉や不安を煽る言葉を使って、URLをクリックさせようとします。
偽のウェブサイトへの誘導:
DMのURLをクリックすると、本物そっくりな偽のウェブサイトに飛びます。
投資サイト、フィッシングサイト、ウイルスを仕込むサイトなど、様々な危険なサイトが待ち構えています。
2. 偽アカウントを見破るためのチェックリスト
巧妙な偽アカウントですが、冷静に確認すれば、いくつかの不自然な点が見つかります。
アカウント名をチェックする:
本物のアカウントと、ユーザー名(@から始まる部分)が微妙に違っていたり、数字や記号が余分についていたりすることが多いです。
プロフィールをチェックする:
フォロワー数やフォローしている人の数が極端に少ない、または不自然に多い。
<b>プロフィール欄の日本語が不自然</b>だったり、誤字脱字が多い。
過去の投稿をチェックする:
投稿数が極端に少ない、または短期間に大量の投稿を繰り返している。
投稿内容に一貫性がなく、怪しいURLや宣伝ばかりしている。
DMの内容を疑う:
<b>お金の話や個人情報を求めるメッセージ</b>は、詐欺である可能性が極めて高いです。
3. 被害に遭わないための対策
偽アカウント詐欺から身を守るために、以下の対策を実践しましょう。
安易に友達申請を承認しない:
知人からの申請でも、念のため本人のSNSや別の連絡手段(電話など)で確認を取りましょう。
不審なURLをクリックしない:
DMで送られてきたURLは、たとえ知人からであっても、安易にクリックしないことが大切です。
SNSのセキュリティ設定を見直す:
二段階認証を設定し、アカウントが不正に乗っ取られるのを防ぎましょう。
友達公開範囲を限定するなど、プライバシー設定を強化することも重要です。
通報機能を活用する:
明らかに偽物だと判断したアカウントは、SNSの運営に通報しましょう。
まとめ
偽SNSアカウント詐欺は、私たちの信頼関係や心理的な隙間を巧妙についてきます。
「まさか自分が騙されるなんて」と思わず、どんなに親しい人からのメッセージであっても、少しでも不自然だと感じたら、まずは冷静に立ち止まって確認する習慣をつけましょう。
SNSを安全に楽しむために、今回ご紹介した対策をぜひ実践してみてください。