要注意!アポイントメントセールス・呼び出し型販売のトラブルと賢い対処法


「抽選に当たりました!景品をお渡しするので、事務所まで来てください」

「無料体験にご招待します!ぜひお越しください」

最近、このような電話や手紙を受け取った経験はありませんか?

一見、お得に聞こえるこの誘い文句の裏には、悪質な「アポイントメントセールス」や「呼び出し型販売」が隠れていることがあります。

アポイントメントセールスとは、電話やハガキなどで消費者を営業所や特定の場所に呼び出し、商品やサービスを契約させる販売方法です。

今回は、アポイントメントセールスでよくあるトラブル注意点と、被害に遭わないための賢い対処法を解説します。


1. アポイントメントセールス・呼び出し型販売の3つの手口と注意点

アポイントメントセールス手口は、年々巧妙になっています。特に注意すべき手口は以下の3つです。

手口1:強引な勧誘と長時間の拘束

「今日は契約するつもりじゃなかったのに…」

これが、アポイントメントセールスで最も多いトラブルです。消費者を営業所に呼び出し、長時間にわたって執拗に勧誘し、契約を迫ります。

  • 注意点

    • 相手のペースに乗せられないように、自分の意思をはっきりと伝えましょう。

    • 興味がない場合は、「検討します」ではなく「結構です」と断りましょう。

手口2:本来の目的を隠す

「景品が当たる」「無料体験」など、本来の目的を隠して消費者を呼び出すケースです。

  • 注意点

    • 誘いの電話を受けた際に、何のための集まりなのか、販売目的ではないかを確認しましょう。

    • 「商品を買う必要はない」と言われても、安易に信用しないようにしましょう。

手口3:冷静な判断を妨げる

豪華な景品や、高額な割引を提示するなどして、消費者が冷静な判断をできなくさせる手口です。

  • 注意点

    • 「今だけ」「あなただけ」といった言葉に惑わされないようにしましょう。

    • 一度持ち帰り、家族や友人に相談する時間を設けましょう。


2. もし契約してしまったら?クーリングオフ制度を活用しよう

もし、アポイントメントセールス契約してしまっても、焦る必要はありません。

特定商取引法で定められた「クーリングオフ制度」を利用すれば、一定期間内であれば、無条件で契約を解除することができます。

  • クーリングオフ期間

    • アポイントメントセールスの場合、契約書面を受け取った日を含めて8日間以内です。

  • 手続き方法

    • クーリングオフは、書面で通知する必要があります。ハガキや内容証明郵便を使い、相手に送付しましょう。

ポイント:

契約書面を受け取ったら、必ず内容を確認し、クーリングオフ期間がいつまでか把握しておきましょう。


3. 被害に遭わないための賢い対処法

アポイントメントセールスの被害に遭わないためには、日頃から以下の対処法を心がけましょう。

  • 安易に個人情報を教えない:

    電話やメールで知らない相手に、住所や電話番号などの個人情報を安易に教えないようにしましょう。

  • 一人で判断しない:

    不安に感じたら、すぐに家族や友人に相談しましょう。

  • 少しでもおかしいと思ったら断る勇気を持つ:

    「もしかして、変な手口かも?」と少しでも感じたら、すぐに断る勇気を持ちましょう。

まとめ

アポイントメントセールス呼び出し型販売は、消費者を巧みに誘導し、不必要な契約を結ばせる悪質な販売方法です。

  • 強引な勧誘

  • 目的を隠す手口

  • 冷静な判断を妨げる

これらの注意点を理解し、正しい対処法を知っておくことが、あなたの身を守ることにつながります。

もし不安に感じたら、消費者ホットライン「188」に相談することもできます。

賢く、冷静な判断で、アポイントメントセールストラブルから身を守りましょう。

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