SMS詐欺(スミッシング)の見分け方と対処法!危険なURLの罠から身を守ろう
突然、スマホに「お客様宛の荷物をお届けにあがりましたが不在でした」というSMSが届いた経験はありませんか?
もしかしたら、それはスミッシングと呼ばれるSMS詐欺かもしれません。フィッシング詐欺の一種で、SMSを使って偽サイトに誘導し、個人情報や金銭をだまし取ろうとする巧妙な手口です。
この記事では、SMS詐欺の見分け方と、危険なURLの罠から身を守るための正しい対処法を、わかりやすく解説します。
なぜSMSを狙った詐欺が増えているのか
SMSは、電話番号さえわかれば誰にでも送れるため、詐欺の手段として使われやすくなっています。また、メールと違って、普段はあまり使わないという人も多いため、SMSでメッセージが届くと、つい気になってしまう心理をついたものです。
最近では、宅配業者やAmazon、銀行といった大手企業をかたるケースが増えており、信じてしまう人が後を絶ちません。
危険なURLをクリックする前に確認すべき4つのポイント
怪しいSMSが届いても、危険なURLをクリックする前に、必ず以下の4つのポイントを確認しましょう。
URLのドメインを確認する:URLの「.com」や「.jp」の直前にある部分(ドメイン名)を確認しましょう。公式のURLは「amazon.co.jp」のように、必ず正しい企業名が入っています。「https://www.google.com/search?q=amazon.jp-info.com」のように、企業名と無関係な文字列が入っている場合は偽サイトの可能性が高いです。
短いURLに注意する:詐欺に使われるURLは、長いURLを短くする「短縮URL」が使われていることが多いです。短縮URLは、クリックしないと本物のURLがわからないため、特に注意が必要です。
メッセージの内容を確認する:宅配の不在通知詐欺では、「荷物のお届けに失敗しました」と、あたかも急を要するような文言でクリックを促します。本当に荷物がある場合は、公式サイトから追跡番号で確認しましょう。
公式サイトを確認する:少しでも怪しいと感じたら、メールやSMSのURLではなく、自分で検索して公式サイトにアクセスしましょう。
届いたSMSが詐欺かどうか見分ける方法
SMSで届く迷惑メッセージは、詐欺かどうかを簡単に見分けるコツがあります。
不自然な日本語:文章が不自然だったり、日本語の誤りがあったりする場合は、海外の組織が送っている詐欺の可能性が高いです。
電話番号の記載がない:公式の連絡であれば、必ず問い合わせ先の電話番号が記載されています。
不安をあおる内容:SMSには、「期限が迫っている」「すぐにアプリをインストールしてください」など、受け取る人を焦らせるような内容が書かれていることが多いです。
万が一騙されてしまった場合の対処法
もしも詐欺だと知らずにURLをクリックしたり、個人情報を入力してしまったりした場合は、すぐに以下の対処法を試しましょう。
パスワードを変更する:偽サイトでパスワードを入力してしまった場合は、すぐに本物のサイトでパスワードを変更してください。
クレジットカード会社に連絡する:もし支払い情報を入力してしまった場合は、すぐにカード会社に連絡し、利用停止を依頼しましょう。
警察や消費生活センターに相談する:最寄りの警察署や消費生活センターに相談することで、被害の拡大を防ぐことができます。
まとめ
SMS詐欺は、いつ誰に届いてもおかしくありません。
大切なのは、「少しでもおかしいな?」と感じたときに、冷静に見分ける目を養うことです。この記事で解説した対処法を参考に、あなたのスマホと個人情報を危険から守りましょう。