そのDM、本物ですか?芸能人・有名人を騙る詐欺の手口と見分け方
「大好きな芸能人から投資のお誘いが届いた!」
「有名人が困っている人に寄付を呼びかけている…」
SNSでそんなメッセージや広告を見かけたら、ドキッとしませんか? しかし、残念ながらそれは、あなたの個人情報やお金を狙う詐欺の可能性があります。
有名人のなりすましを使った詐欺は、今やSNSを中心に急増しています。この記事では、巧妙な手口とその見分け方、そして被害に遭わないための対策について、わかりやすく解説します。
1. 芸能人・有名人を騙る詐欺の主な手口
投資詐欺や寄付金詐欺など、有名人の名前を利用した詐欺は、主に以下のような手口で行われます。
1.1. SNS型投資詐欺
SNSの偽アカウントからダイレクトメッセージ(DM)が届き、「絶対に儲かる投資話がある」と持ちかけられる手口です。
手口:
有名人の偽アカウントから、親しげなメッセージが届く。
「LINEグループ」に招待され、そこで投資話が始まる。
少額から始めさせ、利益が出たように見せかけて、さらに高額な暗号資産(仮想通貨)投資を勧めてくる。
1.2. 寄付金・支援金詐欺
震災や社会問題に便乗し、有名人が寄付を呼びかけているように見せかける手口です。
手口:
偽アカウントやニセニュースサイトで、有名人が寄付金を募る記事を掲載。
偽の寄付サイトに誘導し、クレジットカード情報や個人情報を入力させる。
1.3. 巧妙化する最新の手口
最近では、生成AIを使って有名人の声や画像を偽造し、本物そっくりの動画や音声でだまそうとする、さらに悪質な手口も報告されています。
2. 騙されないために!見分け方と対策
詐欺の被害に遭わないためには、日頃から以下の点に注意しましょう。
2.1. 偽アカウント・偽広告を見分ける
プロフィールを確認: 公式マーク(認証バッジ)があるか、フォロワー数や投稿内容に不審な点がないか確認しましょう。
URLをチェック: 広告やメッセージに記載されたURLが、公式サイトのものと一致するかを必ず確認しましょう。フィッシング詐欺の可能性が高いです。
日本語がおかしい: たとえ有名人の顔写真が使われていても、日本語が不自然な場合は要注意です。
2.2. 「うまい話」には乗らない
「絶対に儲かる」「元本保証」といった言葉は、詐欺の典型的なフレーズです。投資は自己責任が原則であり、有名人が個人的な投資話をSNSで勧めることはほとんどありません。
2.3. 被害に遭ったら、すぐに相談
もし詐欺の被害に遭ったと感じたら、すぐに警察や消費者ホットライン(188)に報告・相談しましょう。
3. まとめ|冷静な判断で大切な資産を守ろう
芸能人や有名人を騙る詐欺は、私たちの「憧れ」や「優しさ」を利用した悪質な犯罪です。桐谷さんのような、実際に被害が報告されている事例を知ることも、対策の第一歩になります。
「もしかして、本物かも?」と心が揺らいだ時こそ、この記事を思い出して冷静に判断してください。
あなたの大切な資産を守るために、少しでも不審な点があれば、安易に信じず、公式情報を確認する習慣をつけましょう。