「いりません！」は逆効果？キャッチセールスの上手な断り方
買い物帰りや駅前で、「ちょっとだけお時間いいですか？」と声をかけられた経験はありませんか？
これが「キャッチセールス」です。路上や駅前、繁華街などで、通行人を呼び止めて、喫茶店や営業所に連れ込み、高額な商品やサービスを契約させる販売方法を指します。
「いりません！」「急いでいるので！」と強く断っても、しつこく追いかけられたり、強引に腕を掴まれたり…と、嫌な思いをした方もいるかもしれません。実は、強い拒絶は逆効果になることもあります。
この記事では、キャッチセールスに遭遇した際に、相手を刺激せずにスマートに、そして確実に断るための具体的な方法を、3つのステップに分けて解説します。
ステップ1：無視する勇気を持つ
最もシンプルで、最も効果的な方法です。声をかけられても、立ち止まらず、目も合わせず、そのまま通り過ぎましょう。
なぜ「無視」が効果的なのか？
悪質な業者は、少しでも反応がある人（「急いでいるので」と答える人など）を狙います。無視することで、「この人は相手にする気がない」と判断させ、別のターゲットを探すようになります。
一切反応しないことで、相手に付け入る隙を与えません。
ステップ2：「関心がない」ことを明確に伝える
どうしても無視できない状況や、相手がしつこく話しかけてくる場合は、やんわりと「関心がない」ことを伝えましょう。
効果的なフレーズの例：
「すみません、急いでいますので。」「結構です、ありがとうございます。」「間に合っていますので。」
これらのフレーズは、相手を否定せず、自分の状況を伝えることで、角を立てずに断ることができます。ポイントは、余計な情報を与えないことです。「あと5分なら大丈夫です」など、あいまいな返事は避けましょう。
ステップ3：毅然とした態度で立ち去る
相手がそれでもしつこく、ついてくる場合は、以下のように毅然とした態度で対応しましょう。
はっきりと断る：
「これ以上話すことはありません。やめてください。」と、はっきりとした口調で伝えましょう。
大通りや交番へ向かう：
人通りの多い場所や、最寄りの交番に向かう素振りを見せることで、相手は引き下がることが多いです。
まとめ：スマートに断って、自分の身を守る
キャッチセールスは、その場で「契約しないと損だ」と思わせる手口が巧妙です。しかし、一度冷静になれば、不必要な契約を結ぶことはありません。
無視する
「関心がない」ことを伝える
毅然とした態度で立ち去る
これらのステップを覚えておけば、いざという時でも冷静に対応し、トラブルを未然に防ぐことができます。