もう怖くない!悪質な訪問販売の撃退法と正しい断り方
ピンポーン、とインターホンが鳴るたびにドキッとしませんか?
「また勧誘かな…」「どうやって断ればいいんだろう…」と、不安な気持ちになる一人暮らしの方も多いのではないでしょうか。
残念ながら、私たちの身の回りには、巧みな話術で契約を迫る悪質商法が潜んでいます。しかし、正しい知識を持っていれば、強引な訪問販売にもきっぱりと対応できます。
この記事では、訪問販売詐欺から身を守るための撃退法と、すぐに使える断り方、そしてもしもの時の対処法を、わかりやすく解説します。
訪問販売の「嘘」を見抜く4つのポイント
悪質な訪問販売には、共通のパターンがあります。以下のポイントに注意しましょう。
「今だけ」「あなただけ」の特別感を出す
**「このエリア限定」「本日限り」**といった言葉で、考える時間を与えずに契約を急がせようとします。
無料点検やサンプルから始める
「屋根の無料点検」「水の無料診断」といった名目で家に入り込み、高額なリフォームや浄水器を売りつけようとします。特に太陽光発電やリフォームは、高額な消費者トラブルになりやすいので要注意です。
不安を煽る
**「このままでは大変なことになりますよ」「ご近所さんもみんなやっています」**と、恐怖や焦りを煽り、正常な判断をできなくさせます。
強引な勧誘
居座って帰らない、何度も訪問してくるなど、断り方を無視した強引な勧誘は、違法行為につながることもあります。
いますぐ実践!訪問販売の正しい断り方と使えるセリフ集
インターホン越しでも対面でも、きっぱりと断ることが重要です。
【基本の断り方】シンプルに、きっぱりと
「結構です」「いりません」
「必要ありませんので、結構です」
「申し訳ありませんが、急いでいますので」
ポイント: 曖昧な返事はせず、はっきりと意思表示をすることが大切です。相手に隙を見せないように、理由も付け加える必要はありません。
【応用編】さらに強力な撃退法
居留守を使う: 面倒な場合は、居留守を使うのが最も手軽な防犯対策です。ドアホンの録画機能があれば、後で誰が来たか確認できます。
「今、手が離せません」: インターホン越しに答えるときは、家の中にいることを悟られないように短く答えましょう。
「セールスお断り」のステッカーを貼る: これだけで、多くの訪問販売業者は諦めてくれます。
消費者ホットラインに相談する: 悪質商法だと感じたら、警察に通報する前に、まずは消費者ホットライン188番に相談しましょう。
もし契約してしまったら?クーリングオフ制度を活用しよう
もし、その場の雰囲気に流されて契約書にサインしてしまっても、焦る必要はありません。訪問販売には、クーリングオフという制度があります。
クーリングオフとは、契約した日から8日以内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。
クーリングオフの対象: 訪問販売で契約した商品やサービス全般。
手続き: 期間内に書面(ハガキなど)で**「契約を解除します」**という旨を通知します。
手続き方法が分からなければ、消費者センターに相談しましょう。
まとめ
訪問販売の詐欺や悪質商法から身を守るには、まず正しい知識を持つことが第一歩です。
断り方のセリフを練習したり、ドアホンなどのセキュリティを強化したりして、防犯対策を万全にしましょう。
あなたの家は、あなたが守る場所です。