あれ?もしかして…「声が違う」と感じたら?オレオレ詐欺から大切な家族を守るための撃退法
「もしもし、俺だけど…」「おばあちゃん?久しぶり、僕だよ…」
突然かかってきた電話。聞こえてきた声は、確かに息子や孫に似ている。でも、どこか違和感がある。少し声がかすれているような…。「風邪かな?」と思ってしまう、その違和感こそが、オレオレ詐欺かもしれない危険なサインです。
特殊詐欺の手口は巧妙化しており、特に声の演技はプロ並み。大切な家族を守るために、詐欺師の巧妙な手口を知り、冷静に対処する方法を身につけておきましょう。この記事では、高齢者の方や、離れて暮らす一人暮らしの親を持つご家族のために、声の違和感に気づくためのポイントと、なりすまし電話を撃退するための具体的な対策を詳しく解説します。
その「声」本当に家族の声ですか?見分けるための3つのチェックポイント
「風邪をひいて声が変わった」などと言われると、つい信じてしまいがちです。しかし、そこには詐欺師が巧妙に仕掛ける罠が潜んでいます。
チェックポイント1:声の調子や話し方に違和感はないか?
詐欺師は、本物の家族の声に似せてきますが、微妙なイントネーションや話し方の癖までは真似できません。普段よりも早口だったり、逆に妙に丁寧だったり、不自然な点がないか注意して聞いてみましょう。
チェックポイント2:本人の「声」と「声紋」を記憶しておく
普段から家族と電話で話す機会を増やし、声をしっかり覚えておくことが何よりの詐欺対策になります。もし可能であれば、音声メッセージなどを残しておき、いざという時に聞き比べられるようにしておくと安心です。
チェックポイント3:電話の「かかり方」に不審な点はないか?
非通知でかかってきたり、いつもと違う電話番号からかかってきた場合は、警戒が必要です。特に、普段使っている携帯番号ではなく、見慣れない固定電話の番号からかかってきた場合は、一度冷静になりましょう。
これで安心!「オレオレ詐欺」を撃退する具体的な方法
「声が違う」と感じた時に、慌ててはいけません。以下の3つのステップで、冷静に相手を見分け、撃退することができます。
ステップ1:相手の名前を絶対に聞かない
「誰?」と聞くと、「俺だよ!」「僕だよ!」などと相手の思うツボです。名前を聞く代わりに、「〇〇は元気?」などと、普段の様子を探るような質問をしてみましょう。もし相手が詐欺師なら、具体的な答えをはぐらかすはずです。
ステップ2:「合言葉」や「家族だけが知る情報」を確認する
事前に家族と決めておいた合言葉を尋ねてみましょう。
「そういえば、前に一緒に旅行に行った時の合言葉は何だっけ?」
「あの時の〇〇の合言葉、言ってくれる?」
などと聞くことで、なりすましかどうかを簡単に確認できます。
ステップ3:いったん電話を切り、すぐに家族に連絡
これが最も有効な撃退法です。
「ごめん、今ちょっと手が離せないから、後でこっちからかけ直すね」と言って電話を切りましょう。そして、必ず家族の携帯電話など、普段使っている連絡先にかけ直して、事実を確認します。これにより、焦って詐欺師の要求に応じてしまうリスクを避けることができます。
まとめ:冷静な対応と日頃の備えが、家族を守る鍵
オレオレ詐欺の手口は多岐にわたります。しかし、その多くは「慌ててしまう心理」につけ込むものです。息子から電話、孫から電話があったとしても、少しでも声が違うと感じたら、まずは冷静になって、本物の家族にかけ直す習慣をつけましょう。
離れて暮らす家族がいる方は、普段からこまめに連絡を取り合い、日頃から「何かあった時の連絡方法」について話し合っておくことが重要です。そうした日々の心がけが、大切な家族を詐欺の被害から守る一番の対策となります。