大腸内視鏡検査後にお腹がゴロゴロするのはなぜ?原因と対処法を解説
大腸内視鏡検査、お疲れ様でした!
「検査が終わったのに、なんだかお腹がゴロゴロする…」「お腹が張って苦しい…」
そんなふうに感じていませんか?
大腸内視鏡検査後にお腹がゴロゴロしたり、お腹が張ったりするのは、実はよくあることです。今回は、その原因と、ご自身でできる対処法について分かりやすく解説していきます。
なぜ検査後にお腹がゴロゴロするの?
大腸内視鏡検査では、大腸の中を隅々まで観察するために、炭酸ガスや空気を送り込んで大腸を膨らませます。
このガスが検査後も一時的に腸内に残るため、お腹のゴロゴロ感やお腹の張り、腹痛の原因になります。
特に、炭酸ガスを使用した場合、空気よりも体内に吸収されやすいため、比較的早く症状は落ち着きますが、個人差があります。
お腹のゴロゴロ・張りを和らげるための対処法
検査後のお腹の不快感を和らげるために、ご自身でできる対処法をいくつかご紹介します。
1. 体を動かしてガスを出す
横になったり、軽く体を動かしたりすることで、腸内に溜まったガスが排出されやすくなります。無理のない範囲で、ゆっくりと歩いてみるのも効果的です。
2. 食事に気をつける
検査後は大腸がデリケートな状態になっているため、消化に良いものを食べるように心がけましょう。
避けるべきもの:脂っこいもの、香辛料の多いもの、食物繊維が多いもの、アルコール、炭酸飲料
おすすめのもの:おかゆ、うどん、白身魚、豆腐など
徐々に通常の食事に戻していきましょう。
3. 腹部を温める
お腹に温かいタオルやカイロを当てて温めることで、腸の動きが活発になり、ガスの排出を促すことができます。
いつまで続く?お腹の不快感
お腹のゴロゴロや張りは、通常であれば数時間から1日程度で自然に治まります。
ただし、個人差があるため、中には翌日まで続くこともあります。
こんな症状には要注意!病院に相談を
ほとんどの場合は心配いりませんが、以下のような症状が見られた場合は、すぐに検査を受けた病院に相談しましょう。
激しい腹痛が続く
高熱が出る
吐き気や嘔吐がある
出血が多い
これらの症状は、ごくまれに起こる合併症(穿孔など)のサインである可能性があります。
まとめ
大腸内視鏡検査後のお腹のゴロゴロや張りは、検査のために送り込まれたガスが原因です。焦らず、体を温めたり、消化に良い食事をとったりすることで、症状は和らいでいきます。
しかし、もし激しい腹痛や高熱など、気になる症状がある場合は、すぐに病院に連絡してください。
どうぞお大事にしてくださいね。