還付金詐欺の最新手口を徹底解説!電話とATMの罠から家族を守る方法
「市役所の者ですが、医療費の還付金があります」
そんな電話がかかってきたら、あなたは信じてしまいますか? 還付金詐欺は、公的な機関を名乗って還付金があると騙し、巧妙に私たちのお金をだまし取る特殊詐欺の一種です。
この記事では、還付金詐欺の最新手口を詳しく解説し、被害に遭わないための見破り方と具体的な予防策をご紹介します。
還付金詐欺の巧妙な手口:電話とATMの罠
還付金詐欺の手口は、以下の3つのステップで巧妙に私たちをだまそうとします。
ステップ1:公的機関を名乗る不審な電話
還付金詐欺の第一歩は、役所の職員や税務署、保険組合などを名乗る電話です。
「医療費や介護保険の払いすぎたお金が戻ってきます」「税金の還付金があります」などと言って、私たちに「得する話」を持ちかけ、信用させようとします。
例:「〇〇市役所の△△ですが、医療費の還付金の申請がまだお済みではありません。本日が締め切りですので、今すぐ手続きしてください。」
ステップ2:ATMに誘導する
相手は、わざと「期限が今日まで」「手続きは急いで」と焦らせてきます。
電話「手続きはATMでできます。これから私が電話口でご案内しますので、お近くのATMへ向かってください」
この時点で冷静に考えれば不自然ですが、焦らされていると「ATMで手続きできるなら簡単だ」と思ってしまいがちです。
ステップ3:ATMで「払い戻し」を装う
ATMに到着すると、犯人は電話口で「払い戻し手続きのボタンを押してください」と指示してきます。
しかし、指示された通りに操作すると、実際には「払い戻し」ではなく、犯人の口座に「振り込み」をする設定になっています。操作が終わった後、お金が戻ってくるどころか、自分の口座からお金が減っていることに気づくという手口です。
これだけは知っておきたい!還付金詐欺の「見破り方」
還付金詐欺の電話には、いくつかの共通点があります。これを知っておくだけで、詐欺を見破ることができるでしょう。
ATMに誘導する:役所の職員がATMの操作を指示することはありません。
「払い戻し」という言葉を使う:ATMの画面には「払い戻し」というボタンは存在しません。
急かす:**「本日中」「締め切りが迫っている」**などと急かすことで、冷静に考える時間を奪おうとします。
個人情報を聞き出す:氏名や住所、家族構成などを不自然に聞いてくることがあります。
あなたと家族を守る!還付金詐欺の予防策
還付金詐欺は、家族で日頃から話し合っておくことで予防できます。
留守番電話機能を活用する:知らない番号や非通知の電話には出ないようにしましょう。
家族のルールを決める:「お金の話が出たら、一度電話を切って、必ず本人に確認する」といったルールを家族で共有しましょう。
相談相手を決めておく:不審な電話がかかってきたら、まずは家族や友人に相談するようにしましょう。
万が一、被害に遭ってしまった場合は、すぐに警察に相談してください。
まとめ:知識が最大の防御策
還付金詐欺は、誰もが被害者になる可能性があります。しかし、その巧妙な手口と見破り方を知っておくことで、大切な財産を守ることができます。
この記事でご紹介した予防策を、ぜひご家族で話し合ってみてくださいね。