秋も油断禁物!チャドクガ・イラガに要注意!庭木の毛虫対策


夏の終わりから秋にかけて、「あれ?庭の木が丸坊主になってる!」なんて経験はありませんか?もしかしたら、それはチャドクガイラガといった毛虫の大量発生が原因かもしれません。これらの毛虫は、植物を食い荒らすだけでなく、私たち人間にもかゆみやかぶれといった被害をもたらすことがあります。

今回は、秋でも油断できない毛虫の被害と、その効果的な対策について詳しくご紹介します。

秋の毛虫、なぜ危険?

「毛虫って夏だけのものじゃないの?」と思われがちですが、実はチャドクガやイラガは、秋にも活発に活動する毛虫です。

チャドクガ

ツバキサザンカなど、身近な庭木によく発生します。幼虫の体には目に見えないほどの細かい毒針毛がびっしり生えており、これが皮膚に触れると強いかゆみや赤み、ブツブツとした湿疹を引き起こします。

チャドクガの被害が拡大しやすい理由:

  • 毒針毛が飛散する: 幼虫の脱皮殻や死骸にも毒針毛が残っており、風に乗って広範囲に飛散します。知らず知らずのうちに被害に遭うことも。

  • 卵で越冬する: 卵の状態で冬を越し、春になると再び孵化して活動を始めます。

イラガ

カキウメサクラなど、様々な庭木や果樹に発生します。体が緑色で、いかにも「毒があります!」といったトゲトゲの見た目が特徴です。刺されると電気が走ったような激しい痛みが走り、その後もズキズキとした痛みが続きます。

イラガの被害が拡大しやすい理由:

  • 集団で発生する: 幼虫が葉の裏に集団で生息していることが多く、気づかないうちに被害に遭うことがあります。

  • 固い繭を作る: 枝に固い繭を作り、その中で越冬します。

秋に多い毛虫の被害を防ぐには?

「刺される前にどうにかしたい!」そう思うのは当然ですよね。効果的な対策をいくつかご紹介します。

1. こまめな庭木のチェック

何よりも大切なのは、毛虫の発生を早期に発見することです。

  • 葉の裏を重点的に確認: 毛虫は葉の裏に隠れていることが多いので、定期的に葉の裏側をチェックしましょう。

  • 食害痕に注目: 葉が食べられていたり、フンが落ちていたりしたら、毛虫がいるサインです。

  • 特に注意する時期: 発生しやすい時期(チャドクガは初夏と晩夏~秋、イラガは夏~秋)には、特に念入りに確認しましょう。

2. 見つけたらすぐに駆除!

少量であれば、自分で駆除することも可能です。

  • 直接駆除: 割り箸や火バサミなどで葉ごと切り取り、ビニール袋に入れてしっかりと密閉してから捨てましょう。

  • 殺虫剤の使用: 広範囲に発生している場合は、市販の毛虫用殺虫剤を使用するのも効果的です。必ず製品の指示に従って使用し、周囲への影響にも配慮しましょう。

    • 注意点: 殺虫剤を使用する際は、必ず長袖・長ズボン、手袋、帽子、保護メガネ、マスクなどを着用し、肌の露出を避けましょう。

3. 専門業者への依頼も検討

「自分で駆除するのはちょっと怖い…」「大量発生して手が付けられない」という場合は、無理せず専門の害虫駆除業者に依頼しましょう。プロの知識と技術で、安全かつ確実に駆除してもらえます。

4. 日頃の庭木の手入れ

毛虫の発生を抑えるためには、日頃からの庭木の手入れも重要です。

  • 剪定: 通気性を良くし、日光が当たるように剪定することで、毛虫が住みにくい環境になります。

  • 落ち葉の掃除: 落ち葉の中に卵が隠れていることもあるので、こまめに掃除しましょう。

もし刺されてしまったら?

万が一、毛虫に刺されてしまった場合は、以下の手順で応急処置を行いましょう。

  1. 触らない: 患部をこすったり、掻いたりしないようにしましょう。毒針毛がさらに広がる可能性があります。

  2. 洗い流す: テープなどで毒針毛をそっと取り除いた後、流水で優しく洗い流します。

  3. 冷やす: 患部を冷やすことで、かゆみや炎症を抑えられます。

  4. 皮膚科を受診: 症状がひどい場合や、心配な場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。ステロイド系の塗り薬などが処方されることがあります。

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