絶景と癒しが待つ!一度は訪れたい日本の魅力的な離島12選
日本には、息をのむような絶景、手つかずの自然、そして独自の文化が息づく魅力的な離島がたくさんあります。日常の喧騒から離れて、心と体をリフレフレッシュできる特別な場所。今回は、北から南まで、個性豊かな12の離島を厳選してご紹介します。あなたの次の旅行先は、きっとこの中に見つかるはず!
1. 夢のような絶景とウニの宝庫!北海道「利尻島(りしりとう)」
北海道の北西に浮かぶ利尻島は、独立峰「利尻山」がそびえ立つ美しい島です。その姿から「利尻富士」とも呼ばれ、島のどこからでもその雄大な姿を望むことができます。
利尻島の魅力ポイント:
利尻山登山: 登山初心者から上級者まで楽しめるコースがあり、山頂からは360度のパノラマ絶景が広がります。特に、ご来光や夕焼けの時間は感動的です。
仙法志御崎公園(せんほうしみさきこうえん): 奇岩が点在する海岸線で、利尻昆布の養殖風景も見られます。新鮮な海の幸を味わえる食事処も充実しています。
姫沼(ひめぬま): 利尻山の姿が水面に映る、神秘的な湖。周辺を散策できる遊歩道があり、バードウォッチングにも最適です。
利尻昆布とウニ: 利尻島は高級昆布「利尻昆布」の産地としても有名。この昆布を食べて育ったウニは格別の美味しさです。
訪れるならこれを楽しもう!: 利尻昆布漁の体験(時期による)、新鮮な生ウニ丼、サイクリングで島一周。
2. 世界遺産の森が息づく島!鹿児島県「屋久島(やくしま)」
世界自然遺産にも登録されている屋久島は、樹齢千年を超える屋久杉が広がる神秘的な森と、豊かな水資源に恵まれた島です。「一生に一度は訪れたい」と多くの人が憧れる場所です。
屋久島の魅力ポイント:
縄文杉(じょうもんすぎ): 推定樹齢7,200年ともいわれる屋久島最大の屋久杉。片道約5時間の登山道は、まさに大自然との対話です。
白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう): 苔むした岩や木々が広がる森は、「もののけ姫」の舞台とも言われています。初心者でも楽しめる散策コースが充実しています。
太忠岳(たちゅうだけ): 山頂にある巨大な花崗岩「天柱石」は圧巻。屋久島の自然の力強さを感じられます。
豊富な滝: 大川の滝(おおこのたき)、千尋の滝(せんぴろのたき)など、水量豊かな滝が点在し、マイナスイオンをたっぷり浴びることができます。
訪れるならこれを楽しもう!: トレッキング(ガイドツアーの利用がおすすめ)、カヤックやSUPなどの水上アクティビティ、ガジュマルの木探し。
3. 太古の自然と歴史が息づく!鹿児島県「奄美大島(あまみおおしま)」
奄美大島は、手つかずの亜熱帯の森、美しいサンゴ礁の海、そして独自の文化が根付く島です。2021年には世界自然遺産にも登録され、その自然の豊かさが世界に認められました。
奄美大島の魅力ポイント:
マングローブ原生林: カヌーに乗ってマングローブの中を進むツアーは、まるで別世界に迷い込んだかのよう。干潟にはたくさんの生き物が生息しています。
透明度抜群のビーチ: 土盛海岸(ともりかいがん)、倉崎海岸(くらさきかいがん)など、エメラルドグリーンの海と白い砂浜が広がり、シュノーケリングやダイビングに最適です。
金作原原生林(きんさくばるげんせいりん): ヒカゲヘゴなどの巨大なシダ植物が生い茂る、まさにジュラシックパークのような場所。希少な生き物にも出会えるかもしれません。
奄美の黒糖焼酎と鶏飯(けいはん): 奄美群島だけで製造が許されている黒糖焼酎は必飲。郷土料理の鶏飯もぜひ味わってみてください。
訪れるならこれを楽しもう!: マングローブカヌー体験、透明度の高い海でのシュノーケリング、ナイトツアーで光るキノコ探し。
4. 亜熱帯の楽園!沖縄県「石垣島(いしがきじま)」
沖縄本島から南西に約400km離れた石垣島は、年間を通して温暖な気候で、美しいビーチと豊かな自然、そして八重山諸島の玄関口としても人気の高い島です。
石垣島の魅力ポイント:
川平湾(かびらわん): ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得した景勝地。エメラルドグリーンの海に点在する小島が織りなす景色は息をのむ美しさです。遊泳はできませんが、グラスボートで海中散歩を楽しめます。
石垣島の星空: 環境省が認定する「星空保護区」に指定されており、満天の星空を眺めることができます。天の川や南十字星も観測できるチャンスがあります。
米原のヤエヤマヤシ群落(よねはらのやえやまやしぐんらく): 貴重なヤエヤマヤシが群生する場所。亜熱帯の植物の生命力を感じられます。
石垣牛と八重山そば: 石垣島ならではのグルメも魅力。とろけるような石垣牛や、あっさりとした八重山そばはぜひ味わいたい一品です。
訪れるならこれを楽しもう!: 川平湾でのグラスボート、夜の星空観測ツアー、竹富島や西表島への日帰り離島巡り。
5. ダイビングの聖地!沖縄県「宮古島(みやこじま)」
「宮古ブルー」と呼ばれる、限りなく透明度の高いエメラルドグリーンの海が広がる宮古島は、ダイバーだけでなく、美しい海を求める多くの人々を魅了しています。
宮古島の魅力ポイント:
圧倒的な海の透明度: どこまでも続く透明な海は、シュノーケリングやダイビングに最適。カラフルな熱帯魚やサンゴ礁を間近で見られます。
伊良部大橋(いらぶおおはし): 宮古島と伊良部島を結ぶ全長3,540mの無料の橋。ドライブ中に見える海の青さは感動的です。
東平安名崎(ひがしへんなざき): 島の最東端に位置する岬。白い灯台と、雄大な太平洋が織りなす景色は、宮古島を代表する絶景です。
砂山ビーチ(すなやまビーチ): 砂のトンネルをくぐり抜けると、真っ白な砂浜と透明な海が目の前に広がる隠れた名所です。
訪れるならこれを楽しもう!: 「宮古ブルー」の海でのシュノーケリングやダイビング、シーカヤック、SUP体験。
6. 手つかずの自然が残る秘境!沖縄県「西表島(いりおもてじま)」
沖縄県で2番目に大きな島である西表島は、島の約90%が亜熱帯の原生林とマングローブ林で覆われています。2021年には世界自然遺産にも登録され、その手つかずの自然は「東洋のガラパゴス」とも称されています。
西表島の魅力ポイント:
マングローブの森: 日本最大級のマングローブ林が広がり、カヌーやカヤックでジャングルクルーズを楽しめます。マングローブならではの生態系を間近で見られます。
ピナイサーラの滝: 沖縄県最大の落差を誇る滝。カヌーとトレッキングを組み合わせて訪れるコースが人気です。
イリオモテヤマネコ: 絶滅危惧種のイリオモテヤマネコが生息しています。夜間の運転は特に注意が必要です。
豊富なアクティビティ: ジャングルでのトレッキング、キャニオニング、ケイビングなど、アドベンチャー好きにはたまらないアクティビティが豊富です。
訪れるならこれを楽しもう!: マングローブカヌー体験、ピナイサーラの滝トレッキング、ナイトツアーで生き物観察。
7. 国境の島で日本最西端を体感!沖縄県「与那国島(よなぐにじま)」
日本最西端に位置する与那国島は、独特の文化と自然が息づく、まさに「国境の島」です。夕陽が沈む瞬間は、日本で最後に太陽を見送ることができる場所でもあります。
与那国島の魅力ポイント:
日本最西端の碑: 祖納(そない)集落の西にある西崎(いりざき)に設置されており、日本で最後に夕陽を見送ることができます。
与那国馬(よなぐにうま): 与那国島固有の在来馬。人懐っこく、乗馬体験も楽しめます。
海底遺跡(かいだいいせき): 島沖には、人工的に造られたとも自然の造形とも言われる謎の巨石群が沈んでいます。ダイビングスポットとしても人気です。
Dr.コトー診療所のロケ地: ドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地として使用された診療所のセットや集落が残されており、ファンにはたまらない場所です。
訪れるならこれを楽しもう!: 日本最西端の夕陽鑑賞、与那国馬とのふれあい、海底遺跡でのダイビング(上級者向け)。
8. アジアと日本の架け橋!長崎県「対馬(つしま)」
九州と韓国の中間に位置する対馬は、古くから大陸との交流の要衝として栄えた歴史ある島です。雄大な自然と独特の文化が融合した魅力があります。
対馬の魅力ポイント:
万関橋(まんぜきばし): 島の北部と南部を結ぶ橋で、対馬固有の「万関瀬戸」をまたいでいます。美しい夕日スポットとしても知られています。
和多都美神社(わたつみじんじゃ): 海の中に立つ鳥居が神秘的な景観を作り出しています。潮の満ち引きによって異なる表情を見せてくれます。
野生のツシマヤマネコ: 絶滅危惧種であるツシマヤマネコが生息しています。自然保護区が設けられ、その生態系を守る取り組みが行われています。
金田城跡(かねだじょうあと): 古代山城の跡で、大陸からの侵攻に備えて築かれました。歴史ロマンを感じられる場所です。
訪れるならこれを楽しもう!: 展望台からの絶景、歴史的建造物の散策、新鮮な海の幸を堪能。
9. 太古の息吹を感じる!東京都「父島(ちちじま)」
小笠原諸島に属する父島は、一度も大陸と繋がったことのない「海洋島」として、独自の進化を遂げた動植物が多く生息しています。東京から約1,000km離れた、まさに「東洋のガラパゴス」です。
父島の魅力ポイント:
世界自然遺産: 固有種が多く生息し、貴重な生態系が評価され、世界自然遺産に登録されています。
ホエールウォッチング・ドルフィンスイム: イルカやクジラとの遭遇率が高く、野生のイルカと一緒に泳ぐ体験は感動もの。
南島(みなみじま): ボートツアーでのみ上陸できる無人島。白い砂浜とエメラルドグリーンの海のコントラストが美しく、まさに絶景です。
星空観察: 光害が少ないため、満天の星空を眺めることができます。天の川も肉眼ではっきりと見ることができ、都会では味わえない感動があります。
訪れるならこれを楽しもう!: ホエールウォッチングやドルフィンスイム、南島上陸ツアー、ナイトツアーで固有種観察。
10. 歴史と自然が織りなすアートの島!香川県「直島(なおしま)」
瀬戸内海に浮かぶ直島は、現代アートの聖地として世界的に有名です。島全体が美術館のような雰囲気で、自然とアートが調和した美しい景観が広がります。
直島の魅力ポイント:
地中美術館(ちちゅうびじゅつかん): 安藤忠雄氏設計の美術館で、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が展示されています。自然光を取り入れた空間は必見です。
ベネッセハウス ミュージアム: 宿泊施設と美術館が一体となった施設。屋外にもアート作品が点在し、自然の中でアートを楽しむことができます。
家プロジェクト: 古い民家を改修し、アート作品として公開しているプロジェクト。島の暮らしとアートが融合した独特の空間を体験できます。
草間彌生のかぼちゃ: 直島のシンボルともいえる、草間彌生氏の巨大な「赤かぼちゃ」と「黄かぼちゃ」。写真スポットとしても人気です。
訪れるならこれを楽しもう!: アート作品巡り、サイクリングで島内散策、瀬戸内の海の幸を堪能。
11. 神秘の森と太古の生命に出会う!鹿児島県「徳之島(とくのしま)」
奄美群島のほぼ中央に位置する徳之島は、雄大な自然と独自の文化が息づく島です。闘牛が盛んで、島の人々の熱気に触れることができます。
徳之島の魅力ポイント:
犬の門蓋(いんのじょうふた): 波の浸食でできた奇岩や洞窟が点在する景勝地。眼鏡のように見える「めがね岩」は特に有名です。
ムシロ瀬(むしろぜ): 巨大な一枚岩が広がる海岸線。波が打ち寄せる様子は圧巻で、干潮時には磯遊びも楽しめます。
闘牛: 徳之島では闘牛が盛んに行われており、迫力満点の闘いを見ることができます。島の人々の熱気を感じられます。
豊かな自然: 固有種が多く生息し、アマミノクロウサギなどの希少な動物にも出会えるかもしれません。トレッキングやバードウォッチングも楽しめます。
訪れるならこれを楽しもう!: 闘牛観戦(開催日要確認)、奇岩群散策、地元グルメを味わう。
12. 歴史とロマンが眠る炭鉱の島!長崎県「軍艦島(ぐんかんじま)」
正式名称は「端島(はしま)」。かつては海底炭鉱で栄え、最盛期には人口5,000人以上が暮らした島ですが、閉山後は無人島となり、その独特の景観から「軍艦島」と呼ばれるようになりました。
軍艦島の魅力ポイント:
世界文化遺産: 明治日本の産業革命遺産の一つとして、世界文化遺産に登録されています。
廃墟の美学: 高層アパート群や工場施設が朽ち果てて残る姿は、まるでSF映画の世界のよう。ノスタルジーとロマンを感じさせます。
上陸ツアー: 現在は一部エリアに限り上陸ツアーが開催されており、当時の繁栄と衰退の歴史を肌で感じることができます。
歴史的価値: 近代日本の発展を支えた炭鉱の歴史、そこで暮らした人々の生活を学ぶことができます。
訪れるならこれを楽しもう!: 軍艦島上陸クルーズ(事前予約必須)、歴史を学ぶ。
あなただけの離島を見つけて、忘れられない思い出を!
いかがでしたでしょうか? 日本の離島は、それぞれに異なる魅力と物語を持っています。絶景の海でアクティビティを楽しんだり、手つかずの自然の中で心を癒したり、歴史や文化に触れたり。
日常から離れて、特別な時間を過ごしたいなら、ぜひ日本の離島を訪れてみてください。きっと、あなたの心に残る素晴らしい体験が待っていますよ!