みかんの木を庭に植えるのはNG?風水効果からお手入れまで徹底解説
「庭にみかんの木を植えたいな」と考えたことはありませんか?鮮やかなオレンジ色の実がなるみかんの木は、見ているだけでも元気をもらえますよね。しかし、「みかんの木を庭に植えてはいけない」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
本当にそうなのでしょうか?この記事では、みかんの木を庭に植えることのメリット・デメリット、風水的な意味合い、そして実際に植える場合の注意点やお手入れ方法まで、詳しくご紹介します。これを読めば、あなたの庭にみかんの木を迎え入れるべきか、どうすれば上手に育てられるかがきっと分かるはずです。
なぜ「植えてはいけない」と言われるの?みかんの木のウワサ
まず、「みかんの木を庭に植えてはいけない」という話がどこから来ているのか、その理由を見ていきましょう。主な理由は以下の2つが考えられます。
-
虫が発生しやすいから
みかんの木は、アゲハチョウの幼虫やカイガラムシなど、比較的多くの虫がつきやすい植物です。特に家庭菜園やガーデニングに慣れていない方にとっては、虫の発生がストレスになることがあります。「虫が苦手だから植えない方がいい」という意見に繋がっているのかもしれません。
-
手入れが大変だから
美味しい実を収穫するためには、適切な剪定や施肥、病害虫対策など、年間を通じた手入れが必要です。特に、木が大きく育つと、剪定作業も大変になります。手入れの手間を考えると、「やめておいた方がいい」という話になることもあるでしょう。
これらの理由から、「植えてはいけない」とまでは言いませんが、手入れの手間や虫への対策を考慮する必要がある、という点がポイントです。
でも大丈夫!みかんの木を庭に植える「嬉しいメリット」
デメリットばかりではありません。みかんの木を庭に植えることには、たくさんの嬉しいメリットがあります。
-
なんといっても「収穫の喜び」
自分で育てたみかんを収穫し、新鮮なまま味わう喜びは格別です。お子さんがいるご家庭では、食育にも繋がり、季節の移ろいを身近に感じられるでしょう。
-
風水的にも縁起が良い!
風水では、みかんの木は**「金運アップ」や「子孫繁栄」**の象徴とされています。実がたわわに実る様子は豊かさを表し、特に黄色やオレンジ色の実は金運を呼び込むと言われています。
- **財位(家の財運を司る場所)**に植えると、金運アップの効果が期待できるという説もあります。
- 玄関の近くに植えると、良い気が入ってきやすくなるとも言われています。 ただし、木の成長で玄関が陰になったり、通り道を塞いだりしないよう、配置には注意が必要です。
-
庭を彩るシンボルツリーに
常緑樹であるみかんの木は、一年中緑を楽しめます。春には白い可愛い花が咲き、柑橘系の爽やかな香りをあたりに漂わせ、秋から冬にかけては鮮やかな実が庭を彩ります。四季折々の変化を楽しめる、魅力的なシンボルツリーになるでしょう。
-
防災にも役立つ可能性
常緑樹は、火災の際に延焼を一時的に防ぐ「防火樹」としての効果も期待できると言われています。ただし、これはあくまで補助的な要素であり、過信は禁物です。
庭にみかんの木を植える際の注意点と上手なお手入れ
「やっぱり庭にみかんの木を植えたい!」と思ったら、以下の点に注意して、上手に育てていきましょう。
植える場所の選び方
- 日当たりと風通し:みかんは日当たりを好む植物です。一日中日の当たる、風通しの良い場所を選びましょう。
- 水はけの良い土:水はけが悪いと根腐れの原因になります。もし土壌が粘土質の場合は、腐葉土などを混ぜて改良しましょう。
- 霜対策:品種にもよりますが、柑橘類は寒さに弱い傾向があります。冬に霜が降りやすい地域では、建物に近い場所や、防寒対策がしやすい場所を選ぶと安心です。
- 成長後のスペース:木の高さは3~5mほどになることも。将来的に大きくなることを考慮し、隣家との境界線や建物から十分な距離を保ちましょう。
日々のお手入れのポイント
- 水やり:植え付け直後や、夏場の乾燥しやすい時期は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。それ以外の時期は、降雨に任せることが多いですが、乾燥が続く場合は適宜水やりが必要です。
- 肥料:美味しい実を収穫するためには、肥料が欠かせません。年に数回(春、夏、秋頃)に分けて、柑橘類専用の肥料や有機肥料を与えましょう。
- 剪定:風通しを良くし、日当たりを確保するため、そして翌年の実付きを良くするために、定期的な剪定が必要です。混み合った枝や枯れ枝を中心に、冬の休眠期に行うのが一般的です。
- 病害虫対策:虫がつきやすい植物なので、定期的に葉の裏などをチェックし、早期発見・早期対応を心がけましょう。必要であれば、家庭用の殺虫剤を使ったり、手で取り除いたりします。アブラムシやカイガラムシ、アゲハチョウの幼虫などがつきやすいです。
まとめ:「デメリット」を知れば「メリット」を最大限に楽しめる!
「みかんの木を庭に植えてはいけない」という話は、決して迷信や縁起の悪いものではなく、手入れの手間や虫の発生といった具体的な理由に基づいていることが分かりました。
しかし、これらのデメリットを理解し、適切な対策と愛情を持ってお手入れすれば、みかんの木はあなたの庭に豊かな恵みと美しい彩りを与えてくれる、素晴らしい存在になります。収穫の喜び、風水的な幸運、そして四季折々の表情を見せてくれるみかんの木を、ぜひあなたの庭のシンボルツリーとして検討してみてはいかがでしょうか。