ジューンベリーを植えてはいけない? 後悔しないために知っておくべきこと


かわいらしい白い花を咲かせ、初夏には甘酸っぱい赤い実をつけ、秋には紅葉も楽しめるジューンベリー。「庭に植えたいな」「シンボルツリーにいいかも」と考えている方も多いのではないでしょうか。

確かに魅力いっぱいのジューンベリーですが、実は「植える前に知っておかないと後悔するかも…」という注意点もいくつかあるんです。

この記事では、ジューンベリーを植える際に気をつけたい「植えてはいけない」と言われる理由と、後悔せずに育てるための大切なポイントを分かりやすく解説します。あなたの庭が、ジューンベリーと共に最高の空間になるように、しっかり準備を進めましょう!


ジューンベリーを「植えてはいけない」と言われる主な理由

ジューンベリーが持つ魅力の裏には、育てる上で知っておきたい特徴が隠れています。

1. 鳥害がひどい! 実が食べ尽くされることも

これが、ジューンベリーを「植えてはいけない」と言われる最大の理由かもしれません。ジューンベリーの甘くて美味しい実は、人間だけでなく、鳥たちにとっても大好物なんです。

特にヒヨドリやムクドリなどは、熟した実を見つけるとあっという間に群がって、せっかくの実を全部食べ尽くしてしまうことがあります。

  • 収穫前に食べられてしまう: 「もう少しで食べられる!」と思っていたのに、気づいたら鳥に食べられてしまっていた…という悲しい事態も少なくありません。

  • フンで汚れる: 実を食べに来た鳥たちのフンで、庭や洗濯物が汚れてしまう可能性もあります。

せっかくの実を楽しみにしていたのに、鳥に食べられてしまうのはがっかりですよね。

2. 病害虫のリスクがある

ジューンベリーは比較的丈夫な木ですが、全く病害虫の心配がないわけではありません。

  • うどんこ病: 葉が白い粉をまぶしたようになる病気です。見た目が悪くなるだけでなく、光合成を阻害し、木の生育に影響を与えることがあります。

  • テッポウムシ(カミキリムシの幼虫): 幹の中に潜り込み、木を枯らしてしまうこともある厄介な害虫です。

  • アブラムシ、イラガなど: これらの害虫が発生することもあります。

病害虫の発生は、木の健康を損ねるだけでなく、見た目も悪くしてしまうため、適切な管理が必要です。

3. 意外と大きくなる! スペースの問題

ジューンベリーは、品種にもよりますが、放っておくと数メートルにもなる高木です。

  • 剪定の手間: 樹形を保ったり、大きくなりすぎないようにするためには、定期的な剪定が欠かせません。剪定を怠ると、枝が混み合い、風通しが悪くなって病害虫のリスクが高まることもあります。

  • 近隣への配慮: 枝が隣家にはみ出したり、落ち葉が迷惑になったりすることも考えられます。成長した時の木の大きさを考慮せずに植えてしまうと、後々トラブルになる可能性も。

庭の広さに合った品種選びや、成長した時のイメージを持つことが重要です。


後悔しない! ジューンベリーを上手に育てるためのポイント

「植えてはいけない」と言われる理由を知った上で、それでもジューンベリーを育てたい!という方のために、上手に付き合っていくための対策をご紹介します。

1. 鳥害対策は必須! 事前に対策を立てよう

鳥害は避けられない問題ですが、いくつかの対策で被害を減らせます。

  • 防鳥ネットをかける: 実が色づき始めたら、木全体を覆うように防鳥ネットをかけるのが最も効果的です。収穫が終わったら外してあげましょう。

  • CDや光るものを吊るす: キラキラするものを吊るして鳥を威嚇する方法も試せますが、鳥が慣れてしまうこともあるので、効果は一時的かもしれません。

  • 早めに収穫する: 実が熟し始めたら、鳥に先を越される前に早めに収穫してしまうのも一つの手です。

2. 病害虫予防と早期発見・早期対処

日頃の観察と適切な手入れで、病害虫のリスクを減らしましょう。

  • 風通しを良くする剪定: 枝が混み合うと湿気がこもり、病害虫が発生しやすくなります。定期的に不要な枝を剪定して、風通しと日当たりを良くしましょう。

  • 落ち葉の処理: 落ち葉を放置すると病原菌の温床になることがあるので、きれいに掃除しましょう。

  • 観察と早期発見: 葉の色や形、幹に異変がないか、日頃からよく観察しましょう。病害虫を早期に発見できれば、被害を最小限に抑えられます。必要に応じて、適切な薬剤を使用することも検討してください。

3. 植える場所と品種選びが肝心!

将来の木の大きさを考えて、植える場所を選びましょう。

  • 十分なスペースを確保: 成長した時に他の植物や建物にぶつからないよう、ゆとりのあるスペースに植えましょう。

  • 日当たりと水はけの良い場所: ジューンベリーは日当たりと水はけの良い場所を好みます。

  • 品種選び: 樹高があまり大きくならない「矮性(わいせい)品種」や、病害虫に強い品種を選ぶのも良いでしょう。購入時に店員さんに相談してみるのがおすすめです。

  • 剪定計画: 毎年どれくらいの大きさに抑えたいか、剪定計画を立てておくと管理が楽になります。

4. 土壌管理と水やり

適切な土壌と水やりも、健康な木を育てる上で欠かせません。

  • 腐葉土を混ぜ込む: 植え付け時に腐葉土や堆肥を混ぜて、水はけと水持ちの良い土壌に整えましょう。

  • 適切な水やり: 植え付け直後や乾燥が続く時期は、たっぷりと水を与えます。根付いた後は、基本的に自然の雨で十分ですが、葉がしおれてきたら水を与えましょう。


まとめ:デメリットも理解して、ジューンベリーライフを楽しもう!

ジューンベリーは、「鳥害」や「病害虫」「大きくなる」といった注意点があるからこそ、「植えてはいけない」と言われることがあります。

しかし、これらのデメリットを事前に理解し、適切な対策を講じることで、ジューンベリーはあなたの庭を彩る素晴らしい存在になってくれます。

美しい花と可愛い実、そして季節ごとの変化を楽しめるジューンベリー。デメリットを上手にカバーして、後悔しないガーデニングライフを満喫してくださいね!

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