紙粘土貯金箱をもっと楽しく!取り出し口のアイデアと失敗しないポイントを徹底解説
お子さんの夏休みの工作や、ちょっとしたDIYで人気を集めている「紙粘土貯金箱」。一生懸命作ったのに、いざお金を取り出すときに壊してしまうのは寂しいですよね。そこで今回は、お金をスムーズに出し入れできる「取り出し口」の作り方にスポットを当てて、誰でも簡単に、しかも楽しく作れるアイデアをご紹介します!
貯金箱作りの基本をマスター!まずは準備から
紙粘土貯金箱を作るのは、実はとっても簡単!まず、必要な材料を準備しましょう。
準備するもの
- 紙粘土(軽量タイプがおすすめです!)
- 芯材(ペットボトル、牛乳パック、空き箱など、使いやすいものを選んでくださいね)
- カッターやハサミ(お子さんが使う場合は、安全なものを選び、大人が見守りましょう)
- 鉛筆
- 接着剤(木工用ボンドなど、紙粘土と相性の良いもの)
- 飾り付けの材料(絵の具、ビーズ、スパンコール、貝殻、シールなど、お好みで!)
芯材選びが成功の鍵!
紙粘土貯金箱は、中に芯材を入れることでしっかりとした形になります。ペットボトルは丸い形や動物の体を作るのにぴったり。牛乳パックや空き箱は、四角い家やお城のような貯金箱にアレンジしやすいですよ。取り出し口のアイデアを考えながら、どんな形の貯金箱にしたいか、イメージを膨らませてみましょう。
これで安心!「取り出し口」の作り方アイデア
お金を貯めるのも楽しいけれど、貯まったお金を取り出すのもまた嬉しい瞬間ですよね。ここでは、紙粘土貯金箱を壊さずに、繰り返し使える取り出し口の作り方をいくつかご紹介します。
1. 「ヒンジ式」でスムーズ開閉!
まるで扉のように開く「ヒンジ式」の取り出し口は、見た目も本格的でおすすめです。
材料
- 厚紙や薄いプラスチック板(開閉部分の芯になります)
- マスキングテープや布テープ(ヒンジ部分に使用)
作り方
- 芯材に取り出し口の場所を決める: 貯金箱の底や背面に、お金を取り出すための四角い窓を鉛筆で描きます。
- 開閉部分を作る: 描いた窓のサイズに合わせて、厚紙や薄いプラスチック板を切り抜きます。これが「取り出し口のフタ」になります。
- ヒンジを取り付ける: フタの片側にマスキングテープや布テープを貼り、芯材本体の開口部の縁に繋げるように貼ります。これで、フタがパカッと開くようになります。
- 紙粘土で覆う: ヒンジ部分に紙粘土を薄く貼り付け、目立たないようにします。フタの縁は、紙粘土で少し段差を作るようにすると、フタがしっかり閉まります。フタ全体も紙粘土で覆い、貯金箱のデザインに合わせて形を整えましょう。
- ロック部分の工夫: フタが勝手に開かないように、小さな粘土の突起や、磁石を埋め込むなどの工夫をするとより実用的になります。
2. 「スライド式」でスマートに!
取り出し口をスライドさせて開ける方法も、シンプルで使いやすいアイデアです。
材料
- 厚紙やプラスチック板(スライドさせるフタになります)
作り方
- 芯材にスリットを作る: 貯金箱の底や側面に、お金を取り出すための細長いスリット(溝)をカッターで開けます。スリットの幅は、スライドさせるフタの厚みに合わせて調整してください。
- スライドフタを作る: スリットに合わせて、厚紙やプラスチック板をフタの形に切り抜きます。少し長めに作ると、持ち手代わりになって開け閉めしやすくなります。
- 紙粘土で固定する: 芯材全体に紙粘土を貼り付け、スリットの周りは丁寧に仕上げます。フタがスムーズに動くように、スリットの縁には紙粘土をつけすぎないように注意しましょう。
- フタの装飾: スライドフタにも紙粘土を貼り付けたり、絵を描いたりして、貯金箱のデザインに合わせます。
3. 「底栓式」で昔ながらの安心感!
昔ながらの貯金箱によく見られる、底にゴム栓やコルク栓を取り付ける方法です。
材料
- ゴム栓やコルク栓(貯金箱の大きさに合ったもの)
作り方
- 芯材の底に穴を開ける: 貯金箱の底に、ゴム栓やコルク栓がぴったりはまるサイズの穴を開けます。
- 紙粘土で覆う: 芯材全体を紙粘土で覆い、底の穴の周りはきれいに整えます。
- 栓をはめ込む: 紙粘土が乾いたら、ゴム栓やコルク栓を穴にはめ込みます。
オリジナル度UP!デザインと装飾のヒント
取り出し口の作り方をマスターしたら、次はデザインで個性を光らせましょう!
芯材の形を活かしたアイデア
- ペットボトル: 動物(ブタ、ネコ、ゾウなど)、ロケット、魚など、丸みのある形が作りやすいです。
- 牛乳パック: 家、お城、ロボット、バスなど、四角い形を活かしたデザインが楽しめます。
- 空き箱: 宝箱、引き出し付きの収納箱、カメラなど、ユニークな貯金箱が作れます。
飾り付けでさらに楽しく!
- 色を塗る: 絵の具で好きな色を塗ったり、模様を描いたりするだけで、ガラッと雰囲気が変わります。アクリル絵の具は発色が良く、乾くと耐水性になるのでおすすめです。
- 異素材ミックス: ビーズ、スパンコール、ボタン、リボン、貝殻、木の実など、様々な素材を紙粘土に貼り付けると、質感豊かな貯金箱になります。
- テーマを決める: 海の生き物、森の動物、お菓子のお家、宇宙ステーションなど、特定のテーマを決めて作ると、デザインがまとまりやすく、物語性のある貯金箱になります。
- キャラクターデザイン: お気に入りのキャラクターをモチーフにするのも楽しいですね。著作権に配慮し、個人で楽しむ範囲で作成しましょう。
作る上での「押さえたいポイント」
せっかく作るなら、失敗せずに満足のいく貯金箱を作りたいですよね。いくつかポイントを押さえておきましょう。
1. 紙粘土は薄く均等に!
厚く塗りすぎると乾くのに時間がかかり、ひび割れの原因にもなります。薄く、そして均等に伸ばして貼り付けるのがコツです。特に、取り出し口の周りは丁寧に作業しましょう。
2. 乾燥は焦らずじっくりと!
紙粘土は、完全に乾燥するまでに時間がかかります。風通しの良い場所で、焦らずじっくりと乾燥させましょう。生乾きの状態で絵の具を塗ったり、触ったりすると、形が崩れたりカビが生えたりする原因になります。
3. お金の投入口も忘れずに!
取り出し口に夢中になって、肝心のお金の投入口を忘れないように注意してくださいね!コインや紙幣が入る大きさに、忘れずに穴を開けておきましょう。
4. 表面保護で長持ち!
完全に乾燥したら、ニスや防水スプレーを塗って表面を保護すると、汚れがつきにくくなり、貯金箱が長持ちします。ツヤ出しやマット仕上げなど、好みに合わせて選んでみてください。
まとめ:世界に一つだけの貯金箱を作ろう!
紙粘土貯金箱は、作る過程も、そして完成後にお金を貯めるのも、ワクワクする楽しい工作です。特に「取り出し口」に工夫を凝らすことで、長く愛用できる、あなただけの特別な貯金箱になります。ご紹介したアイデアを参考に、ぜひオリジナリティあふれる素敵な貯金箱作りに挑戦してみてくださいね!