シーロー(シーロ)を乗りこなす!タイ・バンコク生活を快適にする移動術と料金相場


タイ、特にバンコクのプロンポンやトンロー界隈でよく見かける、軽トラックの荷台を改造した乗り物「シーロー(シーロ)」。地下鉄(MRT)や高架鉄道(BTS)がカバーしきれない細い路地(ソイ)を自由自在に駆け抜ける、日本人居住者にとって欠かせない「近所の足」です。

タクシーよりも気軽で、バイタク(バイクタクシー)よりも安全。そんなシーローの基本的な乗り方から、トラブルを防ぐための料金相場、さらには賢く利用するための注意点まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。


シーローとは?タイの日常に溶け込む便利な乗り物

シーローは、タイ語で「4つの車輪(シー=4、ロー=車輪)」を意味します。その名の通り、軽トラックの荷台に屋根とベンチシートを取り付けた4輪車です。

似ているけれど違う「トゥクトゥク」や「ソンテウ」

  • トゥクトゥク: 3輪車で、主に観光客向けや短距離移動に使われます。

  • ソンテウ: 比較的大きなトラックを改造したもので、決まったルートを巡回する「乗り合いバス」のような存在です。

  • シーロー: 軽トラックベースで、行き先を自由に指定できる「貸切タクシー」に近いスタイルです。


シーローの乗り方:3つのステップでマスター

初めての方でも、以下の手順を知っていればスムーズに乗車できます。

1. 車を止める

路上で空車(荷台に誰も乗っていない状態)のシーローを見つけたら、手を斜め下に差し出すようにして合図を送ります。スーパーの入り口や特定のソイの入り口には、シーローが待機している「乗り場」もあります。

2. 行き先を告げる

運転手に目的地(ソイの番号や有名な建物名など)を伝えます。「ソイ 39(サームシップ・ガオ)」や「サミティベート病院」など、シンプルに伝えましょう。この際、事前に料金を確認しておくのがスムーズです。

3. 降車と支払い

目的地に到着したら、運転席の窓越し、または車内のブザーを鳴らして停車を知らせます。支払いは現金が基本ですが、最近はQRコード決済(PromptPay)に対応している運転手も増えています。


失敗しないための料金相場と交渉のコツ

シーローにはメーターがありません。料金は「距離」と「人数」によって決まります。

一般的な料金の目安(スクンビットエリアの場合)

  • ごく近距離(同じソイ内など): 40バーツ〜

  • 少し離れたソイへの移動: 50〜60バーツ〜

  • 雨の日や渋滞時: 相場が10〜20バーツほど上乗せされることがあります。

※以前は「一律40バーツ」といった時代もありましたが、ガソリン代の高騰により、現在は少しずつ値上がり傾向にあります。

交渉のポイント

乗車前に「タオライ(いくらですか?)」と聞き、提示された金額に納得してから乗りましょう。相場から大きく外れている場合は、笑顔で交渉するか、別の車を探すのがスマートです。


シーローを利用するメリットと注意点

メリット

  • 荷物が多くても安心: 買い出し帰り、両手に大きな袋を持っていても、荷台が広いので楽々積み込めます。

  • 風通しが良い: 窓がないため、走っている間は風が入り、タイの熱気を感じながらも意外と快適です。

  • 小回りが利く: タクシーが入りたがらないような狭い路地でも、スイスイ進んでくれます。

注意点

  • 安全面: シートベルトはありません。走行中はしっかりと手すりを掴んでおきましょう。

  • 排気ガス: 渋滞にハマると、周囲の車の排気ガスを直接吸い込むことになります。気になる方はマスクの着用がおすすめです。

  • 雨天時: 屋根はありますが、横からの雨は防げません。激しいスコールの際は、ビニールのカーテンを降ろしてくれることもありますが、濡れる覚悟が必要です。


まとめ:シーローを使いこなしてタイ生活をより豊かに

シーローは、タイのローカルな雰囲気を感じながら、目的地までピンポイントで届けてくれる非常に便利なツールです。最初は少し勇気がいるかもしれませんが、一度利用すれば、その利便性の虜になるはずです。

「歩くには遠いけれど、タクシーを呼ぶほどでもない」そんな絶妙な距離感の移動に、ぜひシーローを活用してみてください。