香港で極上の小籠包を堪能する!地元っ子も通う名店選びと楽しみ方のコツ


美食の街・香港。点心(飲茶)の本場であるこの街で、絶対に外せないメニューといえば「小籠包(ショウロンポウ)」ですよね。薄い皮を破ると溢れ出す熱々のスープと、凝縮された肉の旨み。一口食べれば幸せな気分に包まれます。

「種類が多すぎてどこに行けばいいかわからない」「本場ならではの注文方法やマナーは?」といった悩みを持つ方も多いはず。この記事では、香港の小籠包事情から、編集部厳選のスタイル別名店、そしてより美味しく味わうための作法まで、具体的かつ丁寧に解説します。


香港の小籠包事情:本場ならではの多様性と進化

香港の小籠包は、伝統的な上海スタイルをベースにしつつ、広東料理の繊細さや現代的なアレンジが加わり、独自の進化を遂げています。

1. 飲茶(ヤムチャ)文化との融合

香港では、小籠包は朝食やランチの「点心」の一つとして楽しまれます。多くのレストランでは、小籠包だけでなく、海老蒸し餃子や焼売といった他の点心と一緒に注文するのが一般的です。

2. ミシュラン掲載店からローカル店までの層の厚さ

数千円する高級ホテルの洗練された一品から、下町の食堂で提供される数ドルの庶民的な味まで、予算やシーンに合わせて選べるのが香港の魅力です。

3. 進化する「インスタ映え」小籠包

近年では、トリュフ、フォアグラ、チーズ、さらには激辛麻辣など、カラフルな皮と独創的な具材を用いた「多色小籠包」も人気を博しており、若い世代や観光客を惹きつけています。


失敗しない!香港の小籠包名店選び(スタイル別)

香港観光でぜひ訪れてほしい、評価の高い名店をご紹介します。

王道の洗練された味を求めるなら

  • 鼎泰豊(ディンタイフォン): 台湾発の世界的名店ですが、香港の店舗も非常に高いクオリティを維持しています。皮の薄さと18本以上のひだの美しさは芸術的。サービスも安定しており、初めての方でも安心して利用できます。

  • クリスタル・ジェイド(翡翠拉麺小籠包): 手頃な価格で本格的な味が楽しめる、香港内でも非常にポピュラーなチェーン店です。注文を受けてから包み始める鮮度の高さが自慢です。

ミシュランの味をリーズナブルに

  • 添好運(ティム・ホー・ワン): 「世界一安いミシュランレストラン」として有名。小籠包はもちろんのこと、他の点心のレベルも極めて高く、行列必至の人気店です。

現代的なアレンジを楽しむ

  • パラダイス・ダイナスティ(楽天皇朝): 8種類の異なるフレーバーが楽しめるカラフルな小籠包が看板メニュー。見た目のインパクトだけでなく、それぞれの素材の味がしっかり活かされています。


決定版!小籠包を一番美味しく食べる「5ステップ」

せっかくの名店、一番美味しい状態で味わいましょう。

  1. タレを準備する: 刻み生姜が入った小皿に、黒酢(または赤酢)を注ぎます。醤油との割合は「酢3:醤油1」が黄金比と言われています。

  2. 優しく持ち上げる: レンゲ(スプーン)を使い、小籠包の頂点の「結び目」を箸で優しくつまんでレンゲに乗せます。皮を破らないよう慎重に。

  3. スープを味わう: 皮の横に少し穴を開け、溢れ出たスープをまずレンゲの中で味わいます。火傷に注意してください。

  4. 生姜を添える: タレに浸した刻み生姜を少し小籠包の上に乗せます。生姜の清涼感が肉の脂をさっぱりさせてくれます。

  5. 一口で頬張る: スープを飲み干した後、本体を一気に口に運びます。皮、肉、タレのハーモニーを堪能しましょう。


香港のレストランで知っておきたいマナーとコツ

現地のルールを知っておくと、よりスムーズに食事が楽しめます。

  • 「お茶」が基本: 席に着くとまずお茶の種類(プーアル、ジャスミン、鉄観音など)を聞かれます。お茶代(茶芥)はサービス料とは別に加算されるのが一般的です。

  • 食器を洗う「洗杯」: ローカルな店では、最初に出されるお茶やお湯で箸や器を洗う習慣(サイプイ)があります。大きなボウルが置かれたら、それが洗浄用です。

  • 相席(ダップtoi): 混雑しているローカル店では相席が当たり前です。周囲を気にせず、自分の食事を楽しみましょう。

  • 注文は「伝票記入式」: 多くの店では、テーブルにある注文用紙に食べたい数の個数を書き込み、店員に渡すスタイルを採用しています。


小籠包巡りに役立つ持ち物

  • ウェットティッシュ: 油っこいものを食べた後や、手が汚れたときに重宝します。

  • マイ箸(こだわりがある場合): ほとんどの店で箸は用意されていますが、滑りにくい箸を持参するツワモノもいます。

  • 折りたたみ傘: 香港は急な雨が多いため、行列待ちの際にも役立ちます。


まとめ:香港の熱いスープに癒やされる旅を

香港で食べる小籠包は、単なる料理ではなく、職人の技術と街の活気が凝縮された体験そのものです。湯気の中に浮かぶ真っ白な小籠包を囲めば、旅の疲れも吹き飛ぶはずです。

定番から進化系まで、ぜひあなただけのお気に入りの一軒を見つけてください。熱々のスープを用意して、香港のレストランがあなたを待っています!


よくある質問(FAQ)

Q. 予約は必要ですか?

有名店や高級店は予約推奨ですが、カジュアルなチェーン店などはウォークイン(直接訪問)で問題ありません。ただし、ランチタイムの12時〜14時は非常に混み合うため、時間をずらすのが賢明です。

Q. 1人でも入店できますか?

はい、全く問題ありません。香港は1人で点心を楽しむ人も多く、小ポーション(3個入りなど)で提供される店も増えています。

Q. 小籠包と生煎包(焼き小籠包)は何が違いますか?

小籠包は「蒸す」ことで薄い皮の中にスープを閉じ込めます。一方、生煎包(サンジンパオ)は厚めの皮で底を「焼く」のが特徴。カリッとした食感を楽しみたいなら生煎包もおすすめです。