韓国の「珍味」に挑戦!驚きのゲテモノ(珍食)5選と食文化の背景
韓国料理といえば、ビビンバや焼肉、トッポギといった華やかなメニューが思い浮かびますが、実はディープな食文化の一面として、一見すると驚くような「珍味(ゲテモノ)」も存在します。
これらは単に奇をてらったものではなく、古くからの伝統や栄養価、歴史的な背景を持って親しまれてきたものばかりです。勇気を出して食べてみると、意外な美味しさにハマってしまうかもしれません。
この記事では、韓国で有名な珍しい食材を5つピックアップし、その味の特徴や楽しみ方、そしてなぜ食べられるようになったのかを詳しく解説します。
1. 鼻に抜ける衝撃!「ホンオフェ(エイの刺身)」
韓国のゲテモノ料理として真っ先に名前が挙がるのが、エイを壺などに入れて発酵させた「ホンオフェ」です。世界で最も臭い食べ物ランキングの上位に食い込むこともある、強烈な個性を放つ料理です。
味と特徴
独特の臭い: 発酵の過程で発生する強烈なアンモニア臭が特徴です。口に入れた瞬間に鼻を突く刺激があり、初めての人は涙が出ることもあります。
食感: 軟骨のようなコリコリとした食感があり、噛むほどに旨味が広がります。
楽しみ方: 茹でた豚肉(スユク)と古漬けのキムチと一緒に食べる「サマッ(三合)」というスタイルが一般的です。マッコリとの相性が抜群で、全羅道地方の伝統的な宴席には欠かせない逸品です。
2. お祭りの定番!「ポンデギ(蚕のさなぎ)」
韓国の屋台や市場を歩いていると、醤油ベースの香ばしい匂いと共に山積みにされた茶色い物体に出会うことがあります。それが「ポンデギ(蚕のさなぎ)」です。
味と特徴
見た目のインパクト: そのままの形をしているため、虫が苦手な方にはハードルが高いですが、韓国では子供から大人までおやつ感覚で親しまれています。
風味: 食感はプシュッとしており、中から濃厚で香ばしいエキスが出てきます。ナッツに近い独特のコクがあり、醤油の塩気と相まってお酒のつまみとしても人気です。
栄養面: 非常に高タンパクで低脂肪な健康食材としても知られています。
3. 生命力を感じる「サンナクチ(手長タコの踊り食い)」
「サン」は生きている、「ナクチ」は手長タコを意味します。その名の通り、生きたタコをその場でぶつ切りにして提供される、究極の新鮮さを楽しむ料理です。
味と特徴
驚きの動き: お皿の上で吸盤が動き回り、口に入れると頬や舌に吸い付いてきます。この「戦う食感」こそがサンナクチの醍醐味です。
味: タコ自体に癖はなく、ごま油と塩でシンプルに味付けをして食べるのが主流。噛めば噛むほど新鮮な甘みを感じられます。
注意点: 吸盤が喉に張り付くと危険なため、よく噛んで食べることが鉄則です。
4. まるで指のような見た目?「ケブル(ユムシ)」
海鮮市場のバケツの中で、ピンク色をした細長い物体が動いているのを見かけたら、それが「ケブル」です。日本語では「ユムシ」と呼ばれ、その見た目から「海の陰茎」といった異名を持つこともあります。
味と特徴
意外な美味しさ: グロテスクな外見とは裏腹に、味は非常に上品です。刺身で食べると、ミル貝のようなコリコリとした歯ごたえと、強い甘みが楽しめます。
おすすめの食べ方: チョジャン(酢コチュジャン)や、ごま油につけて食べるのが一般的です。見た目で敬遠するにはもったいないほどの美味として、通の間で愛されています。
5. 濃厚な海の香り「ミドドッ(シロボヤ)」
チゲ(鍋料理)や海鮮蒸し料理の中に入っている、茶色い小さなくるみのような物体。それが「ミドドッ」です。
味と特徴
食感の爆弾: 口の中で噛むと、中から熱々の汁が勢いよく飛び出します。その瞬間に広がる濃厚な磯の香りと海の旨味が特徴です。
食べる際のコツ: 非常に熱い汁が入っていることが多いため、火傷に注意が必要です。皮ごと食べる人もいれば、中のエキスだけを味わって皮を出す人もいます。
6. まとめ:食文化の多様性を楽しもう
韓国のこれらの「珍味」は、厳しい冬を越すための保存食としての知恵や、限られた資源を無駄にしない精神、そして高い栄養価を求める健康志向から生まれたものです。
見た目や臭いに最初は戸惑うかもしれませんが、それを受け入れている現地の人々の熱気に触れることで、韓国旅行の思い出はより深いものになります。まずは比較的挑戦しやすい「サンナクチ」あたりから、ディープな韓国食文化の扉を叩いてみてはいかがでしょうか。