パエリアに合うワインの選び方!スペイン料理を引き立てる最高の一本とは


パエリアを囲む食卓をより華やかに、そして美味しく彩るのが「ワイン」の存在です。スペイン料理とスペインワインは、同じ土地の空気と水で育まれた「最高のパートナー」同士。

しかし、ワインショップやスーパーの棚に並ぶ数多くのボトルから、どの1本を選べばいいのか迷ってしまう方も多いはずです。「海鮮パエリアには白?」「お肉のパエリアなら赤?」といった基本的な疑問から、知る人ぞ知る通な組み合わせまで詳しく解説します。


パエリアとワインを合わせるための「相性の法則」

料理とワインを合わせることを「マリアージュ」と呼びます。パエリアの種類に合わせてワインを選ぶと、お互いの味を何倍にも引き立てることができます。

1. 海鮮パエリアには「キリッとした白ワイン」

エビや貝、イカの旨味が凝縮されたシーフードパエリアには、爽やかな酸味のある白ワインが最適です。

  • おすすめの品種:アルバリーニョ(Albarino)

    スペイン北西部のガリシア地方で作られるこのワインは「海のワイン」と呼ばれ、ミネラル感が豊富です。魚介の臭みを消し、旨味を際立たせてくれます。

2. お肉や山の幸のパエリアには「軽やかな赤ワイン」

鶏肉やウサギ肉、きのこを使ったボリュームのあるパエリアには、重すぎない赤ワインを合わせましょう。

  • おすすめの品種:テンプラニーリョ(Tempranillo)

    スペインを代表する赤ワイン用ぶどうです。イチゴのようなベリー系の香りと適度な渋みが、お肉の脂をスッキリと流してくれます。「ホベン(Joven)」と呼ばれる熟成期間の短いタイプが特によく合います。

3. 万能選手!どんなパエリアにも合う「ロゼワイン」

海鮮も肉も入ったミックスパエリアや、どれにするか迷ったときはロゼワインが正解です。

  • スペインのロゼ(Rosado): 華やかなピンク色が食卓を彩り、白ワインの爽やかさと赤ワインのコクを両方持ち合わせているため、幅広い具材と調和します。


スペインが誇る泡「カバ(CAVA)」の魅力

パエリアの最高の相棒として忘れてはならないのが、スパークリングワインの「カバ(CAVA)」です。

カバは、フランスのシャンパンと同じ「瓶内二次発酵」という手間のかかる製法で作られていながら、非常にコストパフォーマンスが良いのが特徴です。

きめ細やかな泡が、パエリアのオイル分をリフレッシュさせてくれるため、最後まで飽きずに食事を楽しむことができます。乾杯からメインのパエリアまで、これ一本で通すこともできる万能な選択肢です。


ワイン選びに役立つ「格付け」の豆知識

ラベルを見たときに役立つ、スペインワインの品質ランクを簡単に紹介します。これを知っておくと、予算に合わせて良いワインが選びやすくなります。

  • D.O.(原産地呼称制度): 厳しい基準をクリアした高品質なワイン。

  • D.O.Ca.(特選原産地呼称制度): さらに高い基準を満たした最高ランク。現在「リオハ」と「プリオラート」の2か所のみが認定されています。

贈り物や、少し贅沢なホームパーティーなら、この「D.O.」以上の表記があるものを選ぶのがおすすめです。


ワインをより美味しく楽しむためのヒント

  • 温度にこだわる: 白ワインやロゼ、カバは冷蔵庫でしっかり冷やして(6〜10度)。赤ワインは、夏場なら少しだけ冷蔵庫で冷やす(14〜16度)と、パエリアとのバランスが良くなります。

  • グラスはこだわらなくてもOK: 本場スペインのバルでは、小さめのコップでカジュアルに楽しむことも多いです。あまり肩肘張らず、自由に楽しみましょう。


まとめ:食卓にスペインの太陽を

パエリアにぴったりのワインが見つかれば、自宅での食事が一気に本場のレストランのような雰囲気に変わります。

海鮮の香りにアルバリーニョを合わせたり、お肉のコクにテンプラニーリョを添えたり。自分の好みの組み合わせを見つけるのも、パエリアの楽しみ方のひとつです。

美味しいワインを片手に、大切な人とパエリアを囲む素敵な時間を過ごしてくださいね。


よくある質問(FAQ)

Q. コンビニで買えるワインでも大丈夫?

A. もちろん大丈夫です!最近はコンビニでもスペイン産の「テンプラニーリョ」や「カバ」が置かれていることが多いです。ラベルの裏を見て、生産国がスペインであることをチェックしてみてください。

Q. お酒が飲めない人におすすめの飲み物は?

A. 「モスト(Mosto)」と呼ばれる、スペイン産のぶどうジュースがおすすめです。非常に濃厚でワインのようなコクがあり、パエリアとの相性も抜群です。

Q. 残ったワインの活用法は?

A. もし飲みきれなかったら、料理に使ってしまいましょう。次にパエリアを作る際のスープに加えたり、お肉の煮込み料理に使ったりすると、深みのある味わいになります。