初心者でも失敗しない!本格パエリアの作り方とパラパラに仕上げる極意
スペイン料理の主役といえば、やはり「パエリア」ですよね。色鮮やかな見た目と、魚介や肉の旨味がたっぷり染み込んだお米は、おもてなしや特別な日のディナーにぴったりです。
しかし、「お米が芯まで炊けない」「逆にベチャベチャになってしまう」「焦げ付かせてしまった」という失敗談もよく耳にします。実は、いくつかのポイントさえ押さえれば、日本の家庭にある道具でも本格的な味を再現することが可能です。
この記事では、料理初心者の方でも絶対に失敗しないパエリアの作り方と、本場の味に近づけるためのテクニックを詳しく解説します。
パエリアを成功させるための「3つの鉄則」
レシピに入る前に、まずは失敗を防ぐための重要なポイントを確認しましょう。これを知っているだけで、成功率が格段に上がります。
1. お米は絶対に洗わない
日本の炊飯とは異なり、パエリアではお米を洗わずに使います。洗ってしまうとお米の表面がふやけ、スープを吸い込みすぎてベチャベチャになる原因になります。乾燥したままのお米に、旨味たっぷりのスープを吸わせるのがパラパラに仕上げるコツです。
2. 途中でかき混ぜない
お米をスープに入れた後は、絶対に触らないのが鉄則です。混ぜてしまうとお米から粘り気(でんぷん)が出てしまい、リゾットのような食感になってしまいます。
3. スープの量は「米の2倍」が基本
水分量が多すぎるとお米が柔らかくなりすぎ、少なすぎると芯が残ります。標準的なお米(日本米でもOK)を使う場合、お米1合に対してスープ約360ml(2倍強)を目安に調整しましょう。
基本の海鮮パエリア:材料と準備
まずは、手に入りやすい材料で作れる「基本の海鮮パエリア」のレシピを紹介します。
材料(2〜3人分)
お米: 2合(洗わない)
魚介類: エビ、アサリ、ムール貝、イカなど(お好みで)
野菜: 玉ねぎ(みじん切り)、パプリカ(飾り用)、ニンニク(みじん切り)
トマト: 1個(すりおろし、またはトマト缶でも可)
スープ: 水 400ml + 顆粒コンソメ 大さじ1(あればサフラン少々)
調味料: オリーブオイル、塩、パプリカパウダー
ステップバイステップ!失敗しない作り方
1. 具材を炒めて「旨味」を油に移す
フライパンにオリーブオイルを熱し、まずはエビやイカなどの魚介類を炒めます。表面に焼き色がついたら、一旦お皿に取り出しておきます。この時、オイルに魚介の出汁が移るため、洗わずにそのまま次の工程へ進みます。
2. ソフリット(ベース)を作る
同じフライパンでニンニク、玉ねぎを炒め、しんなりしたらトマトのすりおろしを加えます。水分が飛んでペースト状になるまでじっくり炒めるのが、コクを出すポイントです。
3. お米を炒めてコーティング
お米を加え、透き通るまでオイルと馴染ませます。ここでお米の表面を油でコーティングすることで、炊き上がりがパラパラになります。パプリカパウダーもここで加え、香りを立たせます。
4. スープを注いで炊き上げる
熱いスープを一気に注ぎ、表面を平らにならします。取り出しておいた魚介やパプリカを彩りよく並べたら、中火で5分、その後弱火にして10〜12分ほど加熱します。
5. 「おこげ」を作って蒸らす
水分がなくなってきたら、最後に30秒ほど強火にして「パチパチ」と音がするまで加熱し、香ばしいおこげ(ソカ)を作ります。火を止めたらアルミホイルを被せ、10分間しっかり蒸らして完成です!
本場の味に近づける裏ワザ
サフランの代用: サフランが高価な場合は、ターメリックで色付けしてもOKです。ただし、入れすぎると苦味が出るので注意しましょう。
フライパンの選び方: パエリア専用鍋がなくても、底が広くて浅いフライパン(テフロン加工がおすすめ)を使えば、均一に火が通りやすく失敗が少なくなります。
レモンを添える: 食べる直前にレモンをたっぷり絞ることで、魚介の臭みが消え、最後まで飽きずに楽しめます。
まとめ:自分だけの最高の一皿を
パエリアは、コツさえ掴めば自由度の高い料理です。海鮮だけでなく、鶏肉やきのこ、旬の野菜をたっぷり入れたアレンジもおすすめです。
最初は火加減に戸惑うかもしれませんが、最後に蒸らす時間をしっかり取ることで、お米の芯までふっくらと、かつ表面はパラっとした絶妙な食感に仕上がります。ぜひ、家族や友人が集まる日のメインディッシュに挑戦してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. お米に芯が残ってしまったらどうすればいい?
A. 蒸らす前に少し食べてみて、まだ硬いようであれば、少量の水(または白ワイン)を振りかけて、さらに数分弱火にかけてから再度蒸らしてみてください。
Q. 日本のお米でも美味しく作れますか?
A. はい、可能です。タイ米などの長粒種の方がパラパラになりやすいですが、日本のお米でも「洗わない」「最初にしっかり油で炒める」を守れば、十分美味しく仕上がります。
Q. 余ったパエリアの保存方法は?
A. 冷蔵庫で保存し、翌日にフライパンで焼き直したり、ホワイトソースをかけてドリア風にリメイクしたりするのもおすすめです。