【産婦人科 初診】避妊相談で「副作用が不安」と正直に伝える方法と質問リスト
医師と不安を共有!自分に合った避妊法を見つけるための話し方
「避妊相談に行きたいけれど、ピルなどの副作用が怖くてなかなか踏み出せない」「医師に『副作用が不安です』と、どう伝えればいいの?」「副作用のリスクを最小限に抑えるための質問が知りたい」
産婦人科で避妊について相談する際、多くの方が抱えるのが**「副作用」**に対する不安です。特に低用量ピルは、避妊効果が高い一方で、血栓症リスクやマイナートラブル(吐き気、頭痛など)の可能性があり、不安を感じるのは当然のことです。
しかし、この不安を曖昧なままにしておくと、治療の継続が難しくなったり、自己判断で中断してしまったりする原因となります。大切なのは、医師に不安を正確に伝え、納得のいく形で避妊法を選択することです。
この記事では、産婦人科の初診で、あなたが抱える**「副作用の不安」を具体的かつ建設的に伝える方法と、医師から適切な情報を引き出すための質問リスト**を解説します。
1. なぜ「副作用が不安」と伝える必要があるのか?
不安を正直に伝えることは、あなたに合った最適な避妊法を見つけるための第一歩です。
〇 適切な避妊法が提案される
「副作用が不安」と伝えることで、医師はピル以外の避妊法(IUS/IUD、避妊リングなど)も含めて提案したり、副作用が比較的出にくいとされる超低用量ピルやミニピルといった選択肢を提示してくれる可能性が高まります。
〇 不安を和らげる情報が得られる
漠然とした不安ではなく、「血栓症が心配」「吐き気が不安」などと具体的に伝えることで、医師はそのリスクの実際の確率や、早期に異常を察知する方法を丁寧に教えてくれます。これにより、不安が現実的なリスクとして理解され、軽減されます。
2. 医師に「副作用の不安」を伝える具体的な話し方
単に「副作用が怖い」と言うだけでなく、何を、どれくらい心配しているかを具体的に伝えるのがポイントです。
話し方①:「特に心配なこと」を具体的に伝える
最も不安に感じている副作用の種類を最初に伝えましょう。
伝え方例 1(血栓症の不安)
「ピルの避妊効果には期待していますが、ニュースなどで聞く血栓症のリスクがとても心配です。私は偏頭痛持ちなのですが、関係ありますか?」
伝え方例 2(マイナートラブルの不安)
「吐き気や頭痛で服用を断念した友人の話を聞いて、それが不安です。仕事(学業)で忙しいのですが、初期の副作用が出にくいピルはありますか?」
伝え方例 3(体重増加の不安)
「ピルは体重が増えると聞きますが、体質的なものですか?もし増加した場合、対処法はありますか?」
話し方②:自分の体質・既往歴を併せて伝える
血栓症や副作用のリスクに関わる、あなたの健康状態を正確に伝えましょう。
伝えるべき情報例:
喫煙の有無(血栓症リスクを高めるため、特に重要)
家族の既往歴(親族に血栓症や乳がんの人がいるか)
今まで経験したことのある生理のトラブル(生理痛の重さ、PMSの有無)
現在服用している薬(市販薬含む)
3. 不安を解消するための「質問リスト」
医師から情報を引き出し、安心して避妊法を始められるようにするための具体的な質問を事前に用意しておきましょう。
質問のテーマ | 具体的な質問例 |
リスクの程度 | 「私がこのピルを服用した場合、血栓症になる確率はどれくらいですか?」(具体的な数字で聞く) |
初期の副作用 | 「吐き気や頭痛が出やすい期間はいつ頃までですか?」「もし副作用が出た場合、我慢せずに飲める鎮痛剤はありますか?」 |
緊急時の対処 | 「血栓症などの重い副作用の初期症状には、どんなものがありますか?」「もし疑わしい症状が出たら、すぐに受診すべきですか、救急車を呼ぶべきですか?」 |
避妊法の選択肢 | 「もしピルが合わなかった場合、他に副作用が少ない、または内服以外の避妊方法はありますか?(例:IUS/IUD)」 |
費用 | 「このピルの場合、1ヶ月あたりの費用はどれくらいですか?(自由診療の場合)」 |
まとめ:不安を共有し、納得のいく選択を
避妊相談は、あなたの体と未来に関わる大切な選択です。「副作用が不安」という気持ちは決してマイナスではなく、自分自身の体を守るための大切なサインです。
ポイント | 目的 |
具体的に伝える | 漠然とした不安を、具体的な質問に変える。 |
既往歴を伝える | 喫煙や持病など、リスクに関わる情報は隠さない。 |
質問リストの活用 | 医師からリスクの程度と対処法を聞き出す。 |
勇気を出して不安を伝えることで、あなたに最も安全で、かつストレスなく続けられる避妊方法がきっと見つかります。