【産婦人科 初診】ピルの種類(低用量・中用量・アフターピル)の違いを聞く時の質問例
ピルを検討する際、「日常的な避妊」「生理日の調整」「緊急的な避妊」など、あなたの目的によって必要なピルの種類が異なります。
医師に相談する際は、ご自身の目的と、それぞれのピルの違いを尋ねることで、最適な選択肢を提示してもらえます。
1. 医師への「相談の切り出し方」
まずは、あなたがピルに興味を持った最も大きな理由を伝えましょう。
相談目的 | 伝え方例 |
日常的な避妊 | 「日常的に避妊効果を高めたいと考えています。低用量ピルについて詳しく教えていただけますか?」 |
生理日の調整 | 「来月の旅行(または試験)に生理が重なりそうなので、生理日をずらしたいのですが、どのようなピルが必要でしょうか?」 |
緊急的な避妊 | 「避妊に失敗してしまい、**アフターピル(緊急避妊薬)**について相談したいです。」 |
ピルの種類を知りたい | 「ピルにはいくつか種類があると思いますが、低用量・中用量・アフターピルのそれぞれの目的と役割を教えていただけますか?」 |
2. 種類別:「違い」を明確にする質問リスト
特に迷いやすい「低用量ピル」と「中用量ピル」「アフターピル」について、目的と特徴を比較するための質問をしましょう。
質問のテーマ | 質問例 | 医師から得たい情報 |
目的・役割 | 「低用量ピルとアフターピルは、それぞれどういう時に使う薬ですか?」 | 日常的に使うか、緊急時に使うかの区別。 |
ホルモン量 | 「低用量と中用量の違いは、ホルモン量の違いで合っていますか?ホルモン量が多いと、副作用は強く出やすいですか?」 | ホルモン量と副作用・リスクの一般的な関係性。 |
避妊効果 | 「低用量ピルは飲み始めからどれくらいの期間で高い避妊効果が得られますか?」 | 服用開始から効果発現までの期間。 |
副作用 | 「中用量ピルは、生理移動で一時的に使っても、吐き気などの副作用は出やすいでしょうか?」 | 一時的な使用でも起こり得る副作用の種類と程度。 |
その他の効果 | 「低用量ピルには、避妊以外に生理痛の緩和や肌荒れの改善といった効果も期待できますか?」 | ピルの付随的なメリット(治療効果)の有無。 |
費用 | 「低用量ピルは**保険適用外(自由診療)**になりますか?また、中用量ピルやアフターピルはどうなりますか?」 | 費用負担の有無(特に低用量ピルは原則自由診療)。 |
3. 補足:「超低用量ピル」や「ミニピル」について尋ねる質問例
低用量ピルよりもさらにホルモン量が少ない**「超低用量ピル」や、エストロゲンを含まない「ミニピル」**は、副作用が不安な方にとって有力な選択肢です。
「低用量ピルの中で、ホルモン量が特に少ない種類(超低用量ピルなど)の取り扱いはありますか?」
「低用量ピルが合わなかった場合、エストロゲンを含まないミニピルを試すことはできますか?ミニピルの特徴と注意点も教えてください。」
これらの質問をすることで、副作用の不安があることを伝えつつ、より専門的な選択肢について尋ねることができます。