産婦人科の初診で何を聞く?ピル処方の診察で確認されることまとめ
産婦人科に初めて行くと、「何を聞かれるの?」「どうやって話したらいい?」と不安になる方は少なくありません。特にピル(経口避妊薬)の処方を希望する場合、初診で確認される内容を知っておくとスムーズです。この記事では、初診での会話例とピル処方時の診察ポイントをわかりやすくまとめました。
1. 産婦人科初診で聞かれる基本事項
初診では、医師が安全に診察・処方を行うためにいくつかの情報を確認します。
1-1. 月経や生理の情報
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最終月経の開始日
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生理周期・出血量・症状(生理痛や不正出血)
1-2. 性生活や妊娠の希望
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性交の頻度や避妊の有無
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妊娠希望の有無
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過去の妊娠・出産経験
1-3. 健康状態・既往歴
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持病や服薬中の薬
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アレルギーの有無
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血栓症、心臓病、高血圧などピルの禁忌条件に関わる情報
2. ピル処方のための診察内容
ピル処方では、安全性と適合性を確認するために以下の項目がチェックされます。
2-1. 健康診断・身体測定
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血圧測定(血栓リスクの確認)
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体重・BMIの確認
2-2. 問診
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タバコの習慣(喫煙は血栓リスクに影響)
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過去の血栓症や心筋梗塞・脳梗塞の既往
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家族歴(血栓症や乳がんの有無)
2-3. 必要に応じた検査
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血液検査(肝機能、貧血など)
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子宮や卵巣の超音波検査
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STD検査(性感染症リスクに応じて)
3. 初診での会話の例
実際に診察での会話は、簡潔かつ正直に答えるのがポイントです。
医師:「最後の生理はいつでしたか?」
あなた:「〇月〇日です」
医師:「タバコは吸いますか?」
あなた:「週に〇本です」
医師:「持病や薬はありますか?」
あなた:「特にありません/服薬中です」
ポイント:不安なことや希望は遠慮せず伝えることで、安全かつ自分に合ったピルを処方してもらえます。
4. 初診で注意したいこと
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事前に質問リストを作っておくと安心
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名前や生年月日、保険証を忘れない
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ピルの種類や服用方法の説明は必ず確認
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不安や副作用の相談も遠慮せず
5. まとめ
産婦人科の初診やピル処方の診察では、生理周期・既往歴・生活習慣などを中心に問診が行われます。正確な情報を伝えることで、安全にピルを処方してもらえるだけでなく、医師との信頼関係も築けます。
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初診で聞かれる内容を事前に整理
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健康状態や生活習慣を正直に伝える
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疑問や不安はその場で相談
これらを押さえておくと、初めての産婦人科でも落ち着いて受診できます。