不妊検査を受けたいときの初診での言い方と準備ポイント
妊活を始めてしばらく経っても妊娠に至らないと、「そろそろ不妊検査を受けた方がいいのかな?」と悩む方は少なくありません。とはいえ、婦人科や不妊専門クリニックを初めて受診するときに「どう伝えればいいのか」「どんな検査をされるのか」と不安に思う方も多いでしょう。ここでは、不妊検査を受けたいときの初診での言い方や、スムーズに診察を進めるための準備について分かりやすく解説します。
不妊検査を受ける目安
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一般的に 1年以上避妊をせずに夫婦生活をしても妊娠しない場合 は、不妊検査を検討するのが目安とされています。
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年齢が35歳以上の場合は、半年程度で検査を始めた方が良いともいわれています。
初診での基本的な言い方
受診時には、シンプルかつ率直に伝えるのがポイントです。
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「妊活を始めて○年(○か月)になりますが、妊娠しないので検査を受けたいです」
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「将来のために自分の体の状態を知っておきたいので、不妊検査を希望しています」
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「タイミングを取っていますが結果が出ないため、夫婦で検査を考えています」
余計な言い回しは不要で、 “不妊検査を受けたい”という意思を明確に伝えること が大切です。
伝えるとスムーズな情報
医師が検査内容を決める際に役立つので、以下の情報を整理しておくとスムーズです。
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最終月経の開始日・月経周期の長さ
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妊活の期間と頻度
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過去の妊娠歴や流産歴
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基礎体温を測っている場合はその記録
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既往症や服薬している薬の有無
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ご主人の健康状態や既往歴
初診で行われること
クリニックによって異なりますが、一般的には次のような流れになります。
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問診(生活習慣や妊活の経過を確認)
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内診や超音波検査(子宮や卵巣の状態を確認)
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血液検査(ホルモン値や感染症チェック)
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必要に応じて 精液検査(男性側の状態を確認)
最初から全ての検査を行うのではなく、段階を踏んで進めるケースもあります。
受診時の心構え
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初診は緊張するものですが、医師やスタッフは日常的に多くの相談を受けています。遠慮せずに希望を伝えて大丈夫です。
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「夫婦で受けたい」「自分だけまず受けたい」など、スタンスを明確にしておきましょう。
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わからないことはその場で質問することが、後悔しない第一歩です。
まとめ
不妊検査を受けたいときの初診では、難しい言葉を使う必要はなく、「妊娠しないので不妊検査を受けたいです」と率直に伝えること が一番大切です。準備として月経周期や妊活の状況を整理しておくと、診察がスムーズに進みます。
「いつ言えばいいのかな?」と迷っている方も、まずは一歩踏み出して相談してみることが、妊活を前進させる大きなきっかけになります。