【話し方・伝え方】「妊活中だけど、なかなか妊娠しない」を伝える、やさしく真剣な表現


妊活は、デリケートで個人的なテーマであると同時に、専門的なサポートが必要になることもあります。「なかなか妊娠しない」という状況を、パートナーや医療機関に正しく、かつ心理的な負担が少ないように伝えるための表現は、非常に大切です。

ここでは、あなたの不安や真剣さを伝えながら、前向きに解決策を探るための、具体的な言い回しと切り出し方のコツをご紹介します。


1. パートナーへ伝える:不安を共有し、二人で歩む表現

パートナーは、この道のりを一緒に歩むチームメイトです。責めるような言葉ではなく、不安を共有し、一緒に検査や対策を考えたいという協力的な姿勢で伝えましょう。

協力と安心感を重視した表現

シチュエーション伝え方の例ポイント
不安を共有したいとき妊活を始めて**(具体的な期間)経ったけど、まだ結果が出なくて、ちょっと心配**になってきたの。」まず自分の素直な気持ち(心配)を伝え、共感を求める。
検査や相談を提案するとき二人の体に問題がないか、一度専門の先生相談しに行かない?早く原因が分かれば安心できるから。」「二人の体」と「安心」をキーワードに、受診の必要性を提案する。
真剣さを伝えたいとき将来の目標を叶えるために、この辺りで専門家の力も借りて、最善の対策をとりたいと思うんだ。」未来の目標にフォーカスし、前向きな行動として受診を促す。
話の切り出しに迷うとき「ねぇ、最近妊活のことについて、ちょっと話したいことがあるんだけど、今時間ある?」デリケートな話だと前置きし、リラックスできるタイミングを選ぶ。

【切り出し方のコツ】

「どちらか一方の責任ではない」ということを前提に、「一緒に」「お互いの安心のために」という言葉を添えることで、協力して取り組む姿勢が伝わり、パートナーの心理的負担を軽減できます。


2. 医療機関へ伝える:正確に状況を報告する表現

不妊治療や妊活の専門家である医師に対しては、経過を正確かつ簡潔に伝えることが、最適な検査や治療へ進むためのカギとなります。

事実と希望を明確に伝える表現

シチュエーション伝え方の例ポイント
受付で用件を伝えるとき妊活を**(期間)**続けていますが、なかなか妊娠しないため、不妊相談で予約をお願いします。」「妊活期間」と「目的」を明確に伝え、一般的な婦人科受診と区別する。
医師に状況を伝えるとき妊活を開始してから**(期間)になります。(年齢)なので、早めに検査をして適切なステップ**に進みたいと考えています。」年齢や期間といった客観的な情報を加え、真剣に治療を考えていることを伝える。
具体的な検査を希望するとき妊娠を希望していますが、基礎体温から排卵が不安定な気がします。ホルモン検査など、必要な検査を全て受けたいです。」自分の体の状況を具体的に伝え、希望する検査について相談する。

病院での相談前に準備しておくべきこと

  • 妊活期間: 「性生活を持ちながら避妊していない期間」を正確に把握しておく。

  • 月経・排卵の情報: 基礎体温表(つけている場合)、月経周期排卵日のおおよその特定方法などを整理しておく。

  • 既往歴: これまでの病気や手術歴、服用中の薬など。

これらの情報をまとめておくことで、医師の診断や今後の治療方針の決定がスムーズになります。


まとめ:一歩踏み出すことは「未来」への前進

なかなか妊娠しない」と感じることは、大きな不安を伴います。しかし、その不安を言葉にして伝え、専門家のサポートを得ることは、未来の妊娠という目標へ向かうための最も前向きな一歩です。

この記事で紹介したやさしく、かつ真剣さが伝わる表現を活用して、パートナーや専門家と協力しながら、あなたらしいペースで妊活を進めていきましょう。