初めてのピル処方で安心!婦人科での「伝え方&相談リスト」


「ピルを飲んでみたいけど、初めて婦人科に行くのは緊張する…」「なんて伝えたらいいか分からない」

そう考えている方は多いのではないでしょうか。

低用量ピルは、避妊効果だけでなく、生理痛(月経困難症)やPMS(月経前症候群)、ニキビなどの女性特有の悩みを改善するための、心強い味方です。

初めての病院でもスムーズに、そして安心してピルを処方してもらうために、初診時に医師に伝えるべきこと、相談するべきことをリストにまとめました。このリストを参考に、自分の体の悩みと向き合い、より快適な生活を手に入れましょう。


1. 受付・問診票での「スムーズな伝え方」

病院に着いたら、まずは受付で「何の目的で来たか」を簡潔に伝えましょう。問診票には、ピルの処方に必要な基本的な情報が漏れなく記入できるよう、準備しておくと安心です。

伝える内容伝え方の例準備しておく情報
受診の目的低用量ピルの服用を希望しています。」 「生理痛避妊のために、ピルの相談に来ました。」避妊、生理痛の改善、PMS対策など、具体的な目的を明確にする。
最終月経日「最後の生理が始まったのは〇月〇日です。」生理開始日は、ピルを飲み始めるタイミングを決めるために非常に重要。アプリなどで確認しておく。
生理周期・状況「生理周期は約〇日で、不順気味です。」 「生理痛がひどく、毎月鎮痛剤が手放せません。」周期日数や、生理中の**症状の強さ(痛み、出血量など)を具体的に。
服薬中の薬・病歴「現在、〇〇の薬を毎日飲んでいます。」 「過去に血栓症や高血圧**の病気にかかったことはありません。」他の薬との飲み合わせや、ピルが服用できない禁忌症がないかをチェックするために必須。

2. 医師との診察で「希望と不安」を伝えるリスト

診察室では、ピルの種類や副作用について説明を受けますが、このときこそが疑問を解消するチャンスです。あなたの希望や不安を正直に伝えましょう。

質問・相談したいこと伝え方の例目的・意図
ピルの種類副作用(特に吐き気や頭痛)が少ないピルを希望したいのですが。」 「ニキビ改善にも効果があるピルがあれば教えてください。」副作用への不安を減らし、症状改善の目的に合ったピルを処方してもらうため。
喫煙の有無「タバコは吸っていません。(吸っている場合は1日〇本)」血栓症のリスクが高まるため、喫煙は非常に重要。正直に伝えること。
費用・期間「だいたい1ヶ月あたりの費用はいくらくらいになりますか?」 「〇ヶ月分まとめて処方していただくことは可能ですか?」継続的な服用のため、経済的な負担通院頻度を確認しておく。
飲み忘れ対策「飲み忘れてしまったら、どう対処すればいいですか?」 「毎日決まった時間に飲むのが難しいのですが、工夫できることはありますか?」万が一の時の対処法や、自分のライフスタイルに合わせた服用アドバイスをもらう。
副作用への不安「血栓症が心配なのですが、初期症状としてどんなことに注意すればいいですか?」 「もしピルが合わなかった場合、すぐに中止しても大丈夫ですか?」重大な副作用のリスクを理解し、緊急時の対処法自己判断で中止しないよう確認するため。

3. ピル処方のために必ず聞かれる重要事項(自己チェック)

医師は、ピルがあなたの健康を損なわないかを確認するため、いくつかの重要事項を質問します。事前に答えを整理しておきましょう。

  1. 高血圧の有無: 血圧測定はほぼ必須です。

  2. 血栓症・乳がんの家族歴: 親族に血栓症や乳がんの人がいるかどうか。

  3. 既往歴: 過去にかかった大きな病気(特に肝臓病、心臓病、糖尿病など)。

  4. 妊娠の可能性: 現在妊娠していないか。避妊に失敗した行為がないか。

これらの情報は、ピルの安全な服用を判断するために不可欠です。少し言いづらいと感じるかもしれませんが、あなたの健康を守るための質問ですので、正確に伝えましょう。

低用量ピルは、医師との連携のもとで、正しく服用することで大きなメリットをもたらします。不安なことは全て解消し、快適なピル生活をスタートさせてください。