可愛らしいけど要注意!ヒメツルソバを庭に植えるのはなぜ危険?上手に付き合う方法


秋になると、ピンク色の小さな花を咲かせ、可愛らしいグランドカバーとして人気の「ヒメツルソバ」。その可憐な見た目から、庭に植えたいと考える方も多いかもしれません。しかし、実はこのヒメツルソバ、庭に植える際にはいくつか注意が必要なんです。「植えてはいけない」とまで言われるその理由と、もし増えすぎてしまった時の対処法、そして上手に付き合うためのヒントを、詳しくご紹介しますね。

ヒメツルソバを庭に植えてはいけないと言われる理由

ヒメツルソバの魅力は、その強健さにありますが、それが裏目に出てしまうこともあります。

  1. 驚異の繁殖力で手がつけられない! ヒメツルソバは、その小さな見た目からは想像できないほど、非常に強い繁殖力を持っています。茎が地面を這うように伸び、節々から根を出してどんどん広がり、あっという間に地面を覆い尽くしてしまいます。
  2. あっという間にご近所まで進出? 繁殖力が強いだけでなく、その広がるスピードも速いため、気づかないうちに庭の境を越えて、お隣の敷地や公共のスペースにまで広がってしまうことがあります。ご近所トラブルの原因になる可能性もゼロではありません。
  3. 一度増えると駆除が難しい… 地面に根を張る力が強いため、一度広がり始めると、手作業で全てを取り除くのは至難の業です。少しでも根が残っていると、そこからまたすぐに再生してしまうため、完全に駆除するには根気と手間が必要です。
  4. 葉の見た目が苦手な人もいる? 一般的には可愛らしいとされますが、人によっては、増えすぎて葉が密生した状態を見ると、少し苦手な印象を持つ方もいるようです。

もし増えすぎたら?ヒメツルソバの駆除方法

もしヒメツルソバが増えすぎてしまって困っている場合は、いくつかの方法を試してみましょう。

  • 手作業で地道に除去: 一番確実なのは、根ごと丁寧に手で抜き取ることです。しかし、広範囲に広がっている場合は非常に時間がかかります。雨上がりなど、土が柔らかい時に行うと抜きやすくなります。
  • 除草剤の活用: 広範囲にわたる場合や、手作業での除去が難しい場合は、除草剤の使用を検討するのも一つの方法です。ただし、周囲の植物への影響や、使用方法をよく確認し、注意して使いましょう。
  • 日光を遮断する: ヒメツルソバは光合成で成長するため、日光を遮断するのも効果的です。厚手のシートや段ボールなどを被せて、光が当たらないようにすると、次第に枯れていきます。ただし、見た目が悪くなるため、場所を選んで行う必要があります。
  • プロの助けを借りる: どうしても自分での駆除が難しい場合は、造園業者や専門の業者に相談してみましょう。専門知識と道具で、効率的に駆除してくれます。

ヒメツルソバとうまく付き合うには?

「それでもヒメツルソバの可愛らしさを楽しみたい!」という方もいるかもしれません。そんな時は、増えすぎないよう工夫して育てるのがおすすめです。

  • 鉢植えやプランターで管理する: これが最も安全で簡単な方法です。鉢の範囲内で生育を管理できるため、増えすぎる心配がありません。移動も自由にできるので、お庭のアクセントとして楽しめます。
  • グランドカバーとして限定的に使う: 庭の特定のエリア(例えば、レンガで囲まれた花壇の中など)に限定して植え、それ以上広がらないように定期的に剪定したり、境界線を明確にしたりする方法もあります。
  • こまめな手入れとチェック: 定期的に株の状態をチェックし、他の植物に絡みつきそうになったり、増えすぎていると感じたら、すぐに剪定や間引きを行うことが大切です。

育てやすい?気になる病害虫は?

ヒメツルソバは、もともと非常に丈夫な植物なので、育てる上で特別な病害虫の心配はほとんどありません。まれにアブラムシやハダニ、ナメクジ、ケムシなどが見られることもありますが、深刻な被害になることは少ないと言われています。


ヒメツルソバは、その可憐な見た目と強健さで、ガーデニング初心者にも魅力的な植物です。しかし、その強すぎる繁殖力は、時に庭のバランスを崩してしまうことも。特性をよく理解し、上手に管理することで、あなたの庭を彩る素敵なグランドカバーとして、ヒメツルソバとの付き合いを楽しんでくださいね!

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